ゼミの紹介

多彩なゼミで深める幅広い分野の学びを

高齢者福祉・ターミナルケア・多文化ソーシャルワーク

浅井 正行 ゼミ

「終末期ケアに大切な『人生をまっとうする!』を学問しよう」

「高齢者福祉」「終末期ケア」「相談援助」を学生同士のディスカッションで学ぶ

メンバー同士の親睦を図りながら「チームワーク」の重要性を学ぶ

卒論テーマ(例)

  • 化粧が人に与える身体的・心理的影響~リハビリメイクの高齢者に対する効果
  • LGBTの住みやすい社会に向けて~日本と海外の動きを交えた考察

浅井ゼミでは、「高齢者福祉」を高齢者自身・家族介護者・ソーシャルワーカーの3つの視点から探究していきます。例えば、高齢者虐待では、虐待を受ける高齢者のみならず、防止・予防のためには、虐待者への支援も欠かせないのです。

また、超高齢社会の今、「ターミナルケア」も、大切なテーマとなります。アドバンス・ディレクティブ(医療行為の事前指示)やホスピスケアを通して、Dying well(良く死んで逝く)について考えていきます。

更に、日本の国際化が求められる中、「多文化ソーシャルワーク」も重要な分野です。

浅井ゼミでは、国内の“グローバル化”を目指し、日本に滞在する外国人への支援方法も探っていきます。

包摂と共生の社会を目指して

加藤 めぐみ ゼミ

「多様なひとが共存できる社会について考えよう」

「多様な人々が共に生きられる社会はどのようなところか、さまざまな人を包摂する社会の実現にはどうすればいいか」を大テーマにそれぞれの問題意識をもち、福祉を活かせる社会の構築について考察する。

卒論テーマ(例)

  • なぜ人はだてマスクをするのか~だてマスクから見える社会問題
  • ニュージーランドの児童福祉教育
  • 高齢者の活躍~徳島県上勝町の葉っぱビジネスの例

本ゼミは「多様な人々が共に生きられる社会、様々な人を包摂する社会の実現にはどうすればよいか」という大枠のテーマの中で、受講生それぞれが社会に関わる問題意識を持ち、福祉を生かせる社会の構築について考察することを目標とします。

ゼミではゲストスピーカーの講義やインタビューなどのフィールドワークを取り入れつつ、文献講読や調査についての基本を学び、情報収集と分析を行い、考察を加えて自らの言葉で批評し発表するための基礎を固めます。社会の一員としての意見を持ち、それを発信できる姿勢を身につけるための機会の場とします。

子どもの権利を守り自立を支援するための取り組みを学ぶ

川松 亮 ゼミ

「子どもの幸せを実現するあり方を考える」

子どもの権利保障の視点から、地域や施設における子育て支援のあり方を学ぶ。

子ども虐待、非行などの課題も学び、児童福祉の仕組みを考える。施設見学も。

卒論テーマ(例)

  • 子ども虐待の背景要因と支援の在り方
  • 子どもの貧困問題解決への取り組み

子どもたちは、虐待や貧困、親子関係の問題など社会の課題の影響を受けて生きづらさを抱えています。そうした子どもたちの幸せを実現するために、子ども家庭福祉がどのような取り組みをしているのかを学んでいきます。

児童福祉施設や里親での暮らし、非行問題のある子どもへの支援なども含めて、子どもの権利を守り自立を支援するために必要なことを考えていきたいと思います。

それぞれの関心に応じて調べ、レポートし、議論しながら進めていきます。施設や地域での様々な取り組みの見学も予定しています。

地域の多様な幸せのあり方と課題について考える

鈴木 裕介 ゼミ

「地域の多様な課題について考えよう」

多様性のある地域を理解し、課題発見・解決方法について、ディスカッションを通して学びます。

「人が住み慣れた地域で幸せを感じながら暮らすためには、どのようにしたらいいか」が主たるテーマ。

卒論テーマ(例)

  • 暮らしやすい地域づくりとは
  • 地域包括ケアの現状と課題

本ゼミは「地域の多様な幸せのあり方と課題について考える」というテーマを主軸にしています。人が幸せと感じることは、各個人で異なります。そのため地域福祉について考えるためには個人と地域を複眼的視座でとらえることが重要です。

人が住み慣れた地域で幸せを感じながら暮らすためには、どのようにしたらいいのかについて基本的文献の購読、フィールドワーク、グループディスカッションを通して考察していきます。これらの学習を通して問題発見能力を養い、自ら課題解決について考える能力を身につけることを目標としています。

疾病・障害を併せ持つ方々の支援

妹尾 和美 ゼミ

「病気や障害とつきあいながら暮らすこと」

疾病や障害をあわせもつ対象者に精神保健福祉や医療の視点からだれもが安心して暮らせる生活支援のあり方を学ぶ

卒論テーマ(例)

  • 精神障害者の家族支援における課題について
  • グリーフケアの普及と子どもを無くした母親のケア

疾病と障害を併せ持つ精神障害者等を対象とした精神保健福祉及び医療分野を対象に、地域でだれもが自己実現を図れる生活支援の在り方について、深めていくゼミです。

例えば、市民の誰しもが心の健康を保つための啓発活動や、ストレスマネジメントなどセルフケアについて、次に疾病後の後遺症・障害などもつ方々や、精神障害者等の治療・リハビリ・生活支援などを包括的視点において、生活の基盤づくりや支援の在り方について等です。

学生自身の関心事項を重要視して、レポート作成・発表・議論等や事業所等見学やボランティア等も積極的に取り組んでもらいます。

発達障害児・者の暮らしについて考える

縄岡 好晴 ゼミ

「発達障害児・者の暮らしについて考える」

本ゼミでは、「共生社会の実現」をテーマとし、自閉症を中心とする発達障害児・者の暮らしについて考えます。主に生活・就労・余暇といった様々な領域に関して、子どもから大人まで幅広い年齢の対象者とその家族への支援について学びを深めていきます。

卒論テーマ(例)

  • 自閉スペクトラム症者への就労アセスメントに関する研究
  • 強度行動障害支援の人材育成に関する研究

本ゼミでは、「共生社会の実現」をテーマとし、自閉症を中心とする発達障害児・者の暮らしについて研究をしていきます。主に生活・就労・余暇といった様々な領域に関して、子どもから大人まで幅広い年齢の対象者とその家族への支援について学びを深めていきます。

具体的な内容としては、発達障害児・者のアセスメント(その人の特徴を理解すること)や、それを支援にどう活かすかについて学びます。

また、実際の現場(療育施設・生活介護施設・発達障害者支援センター・就労移行支援事業所・企業・特例子会社等)でのフィールドワーク及びオンラインを活用した支援者との意見交換なども行います。

そして、自閉症のある人がその人らしく生活が出来るように支援している米国ノースカロライナ州TEACCH Autism programの実践についても学びます。

これらの取り組みを通じて、発達障害児・者の暮らしについて考え、福祉職業人としての専門性を高めていきます。

高齢者福祉施設・機関のソーシャルワーク

山井 理恵 ゼミ

「高齢者施設・機関の利用者、職員について学ぼう」

高齢者施設・機関の機能や利用者のニーズや社会福祉士や介護支援

専門員の役割の理解

同施設・機関でのフィールドワーク

社会福祉士からのヒアリング

卒論テーマ(例)

  • 認知症高齢者と向き合うために
  • 孤独死に対する社会の取り組み

このゼミでは、高齢者福祉施設・機関を実際に訪問し、そこで働く社会福祉士や介護支援専門員から説明を受けることで、高齢者施設・機関の仕事を学びます。

あわせて、その施設・機関の利用者とふれあうことで、高齢者のニーズや現状を理解します。

訪問する施設は、その年度の学生と話し合い、関心に沿った施設を選びます。

これまで、特別養護老人ホーム、認知症グループホーム、地域包括支援センター、ミニデイサービス、社会福祉協議会、市役所などに行きました。

高齢者とふれあいたい人、いろいろな施設を実際に見たい人にお勧めのゼミです。

障害とは何か・生活支援方法を考える

吉川 かおり ゼミ

「"障害"と社会の"仕組み"との関係を考えよう」

身近な事例から、社会システムにおける障害が発生する仕組みを理解し、改善策を検討。

自社の強み・弱みを把握して、多くの人と協働し課題を解決する力をつける。

卒論テーマ(例)

  • 障害児童の虐待の要因と対応策
  • 知的障害者の就労における困難性と改善策

「障害とは何か」を考えるためには、体験することから得られた知恵を学問的な知識に変えていくことが必要です。そのために、みんなで議論をしたり、支援方法の研究をしたりします。

理想を語るのも大事だけれど、現実を変えていく力を持つことも大事です。言っていることとやれること(やっていること)のギャップを見つけて、それを少なくしていけば、自分も周りの人もハッピーになれるのですから。

ゼミの中では、一人一人の状態に応じた支援・教育を通して、学生自身が自己実現を図っていくことを応援しています。

教員の専門領域は、知的障害のある人の生活支援および家族支援で、支援プログラムの開発をしている他に、障害のある人・家族・支援者を対象とした講演会や研修会を各地で行っています。

近年は、東日本大震災で被災した知的障害者・家族の生活再建支援に取り組んでいます。

国試対策クラス

望月 孝裕 クラス

「これからの福祉を、一緒に考える」

高齢者施設での実践経験を踏まえて、対人援助技術や、福祉の専門職として必要な考え方・知識・技術などを実践的に教えています。

卒業式を、皆さんと一緒に迎えることが楽しみです!

専門職を目指す学生へのサポート例

  • 実習計画書の書き方
  • 面接技術の習得
  • 国家試験の受験勉強