物理学系

ホーム >> 学系紹介 >> 物理学系 >> 学系紹介


ビッグバンから石焼き芋まで。 私たちの周りの「科学的成り立ち」を考え、 次の時代での活かし方を考えるのが物理学です。

たとえばビッグバンに代表される宇宙の神秘。赤外線を使うと石焼き芋が美味しくなる理由。それらはすべて、物理学で説明することができます。物理はあらゆる科学的技術の根幹となるもの。基礎さえしっかり身につければ、あとはあなたのアイディアで、思いもよらない研究テーマが見つかるはずです。物理学系では4年間をかけて、そんな「知識を活かす知恵」を身につけていきます。

井上 一先生が2014年4月より物理学系常勤教授に就任しました。

井上 一先生(元宇宙航空研究開発機構宇宙科学研究所参与)が2014年4月より常勤教授に就任され、「天文学」「天体観測」「卒業研究」、大学院等を担当されます。

佐藤勝彦先生が「宇宙論」を担当されます。

現代宇宙論の標準模型である「インフレーション宇宙論」を提唱した、国際的に著名な佐藤勝彦先生(自然科学研究機構長)はひき続き、客員教授として、「宇宙論」(集中講義)を担当されます。

1年【体験】

理工学実験実習|プロジェクト|自立と体験|基礎代数学|基礎解析学/数学演習|物理演習/化学演習|情報リテラシー/外国語

理工学基礎教育

理工学に対する興味を高めていくため、1年生は各学系共通に導入科目を設置しています。特に「共通実験実習」や「プロジェクト」など、実体験科目を数多くラインナップ。実際に自分で実験などを行うことで興味を高めると同時に、理解を深めます。こうして2年生からの実験実習やワークショップ、そして専門科目に通じる基礎専門知識を養います。

2年【発見】

解析力学|天文学|天体観測|情報処理|振動と波動|確率科学|放射線物理学|量子力学|電磁気学など

レンズ付きフィルムの中に、物理の原理が詰まってる。
自立と体験

童心に返って、身近なレンズ付きフィルム(使い切りカメラ)を分解してみる。それが物理学系の自立と体験の授業内容です。実は1.5Vという僅かな電圧で強力なフラッシュを焚く技術など、レンズ付きフィルムの中には物理で説明できる原理がいっぱい詰まっているのです。同様に簡単な原理で放射能測定ができるガイガー・カウンターの製作も行います。

3年【磨く】

統計熱力学|素粒子物理学|原子物理学|相対性理論|原子核物理学|プラズマ物理|量子エレクトロニクスなど

宇宙の成り立ちを考えるとき重要なのが、物理学
放射線物理学、宇宙線

宇宙空間を飛び交う高エネルギーの放射線である宇宙線。この放射線は地球にも飛来していて、計測することが可能です。物理学系ではこれまでにも観測所を設置して、この宇宙線の計測を実施。学生たちも夏休みなどを利用して計測に参加しました。宇宙を飛び交う放射線がどの方向から到来しているのかなど、天空の神秘に触れることのできる研究分野です。

4年【将来】

宇宙論|応用物性|物理学ゼミナール|卒業研究

1年間をかけて取り組む、大学生活の集大成
物理学ゼミナール、卒業研究

相対性理論、フラクタル、カオス、原子の構造、ナノテクノロジー、超高エネルギー宇宙線、数理科学、生物物理学など、物理学の先端的研究に携わる専門ゼミが用意されています。そして、ここで見いだした独自のテーマを「卒業研究」に結びつけます。

〈主な卒業研究テーマ〉
量子力学概論/ヘモグロビンの構造と変異/液晶におけるDSCの測定/オーロラの発光機構について/木星の衛星の観測/ブラックホールの概念/新記録の頻度に対する確立分布と各種スポーツ記録の解析/大気中の宇宙線スペクトルの変化値/セルオートマトン法を用いた森林火災シミュレーション/音波によるエルニーニョ現象の一考察 ほか

取得を目指す資格

放射線取扱主任者

研究所や事業所など、業務上で放射線を扱わなければならない場所に必要な国家試験資格です。

中学校教諭一種免許状(数学・理科)
高等学校教諭一種免許状(数学・理科)

↓↓卒業後↓↓

将来のキャリアイメージ

物理学を身につけたということは、「物事の原理が分かり、それをきちんと説明できる」ということ。そのスキルは社会のあらゆるシーンで活かされます。

コンピュータ関連

システム開発やソフトウェア開発に、学んだ知識を活かすことができます。

サービス業・製造業

幅広い視野を持って、新たな世界に挑戦。サービス業界への就職も増えています。

教育職

数学および理科の教員免許を取得できるので、中学・高校の教諭として活躍している卒業生も少なくありません。

進学

本学大学院の物理学専攻では理論系の院生と実験系の院生が一緒に受講するなど、特色あるカリキュラムが充実。大学時代に学んだ分野をさらに深く研究します。


物理学系オリジナルサイトはこちら