新天文学
Astronomia Nova

新天文学

著者/ヨハネス・ケプラー(Johannes Kepler, 1571-1630)
発行/Pragae(Prag), 1609
寸法/H37cm x W25cm
貴重書登録番号/MR852

ほんの小さな「ずれ」に気づいて、惑星の楕円軌道を発見

惑星運動は古代ギリシア以来、「円」を描いていると信じられてきた。地動説を唱えたコペルニクスやガリレオさえ、円軌道を前提としていた。その常識を覆したのがケプラーである。本書には、惑星が「楕円」を描いていることをはじめ、今日、ケプラーの法則と呼ばれる惑星運動の法則がまとめられている。ケプラーは、円軌道では起こるはずのない「ずれ」に着目した。誤差と考えてもおかしくない程度の「ずれ」を見逃さなかった観察眼が大発見を生んだ。

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