天文対話(二大世界体系についての対話)
Dialogo sopra I due massimi sistemi del mondo, Tolemaico e Copernicano

天文対話(二大世界体系についての対話)

著者/ガリレオ・ガリレイ(Galileo Galilei, 1564-1642)
発行/Fiorenza(Firenze), 1632
寸法/H24cm x W17cm
貴重書登録番号/MR696

ガリレオの宇宙研究の集大成。「それでも地球は回っている」

「それでも地球は回っている」。本書によって宗教裁判にかけられたガリレオが呟いたと伝えられる言葉である。ガリレオは望遠鏡を天に向けた初めての人ともいわれ、金星の満ち欠けや太陽の黒点を観測するなど、観察からコペルニクスの地動説を証明した。そうした宇宙研究の総決算ともいえるのが本書である。終身刑を言い渡され軟禁状態に置かれながらも屈することのなかった彼の科学者としての矜持が、冒頭の言葉にも感じられる。

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