化学要論 全2冊
Traité élémentaire de chimie

化学要論 全2冊

著者/アントワーヌ・ラヴォアジェ(Antoine Laurent Lavoisier, 1743-1794)
発行/Paris, 1789
寸法/H21cm x W13cm
貴重書登録番号/MR413-414

近代科学を大きく躍進させた酸素・水素・窒素などの名付け親

化学史上不朽の名著『化学要覧』。化学が錬金術などの手段だった当時、ラヴォアジェは徹底した定量実験を行い、化学反応の前後で質量は変化しないという“質量保存の法則”を発見。本書で、酸素・水素・窒素など、現在の元素に相当する33の単一物質のリストを初めて示した。近代化学の父・ラヴォアジェにはしかし、悲劇が待っていた。徴税請負人(※)だったことから本書刊行の5年後、フランス革命により断頭台の露と消えたのである。

※ 国家から委託契約され、税を徴収して回る役人。

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