『ここにいる』
2018年11月24日
学生スタッフのおすすめ │
こんにちは。
秋といえば、よく○○の秋と言いますが、
皆さんはどのような秋を思い浮かべますか?
今回私は、読書の秋に際して
一冊の本を紹介します。
この本は2013年に起こった「大阪市母子餓死事件」をもとに
書かれています。
著者は台湾出身でこの事件は当時台湾でも大きく報道され、
これに衝撃を受けた著者は舞台を台湾に置き換え、
この本を書き上げました。
主人公の美君は自意識過剰で意地悪な性格。
自分なら当然得ることができると思っていた愛情を得られず、
仕事、結婚にも満足できず気づいた時には動くことも
誰かに助けを求めることもできなくなった
美君は孤独死してしまう…。
なぜそうなってしまったのか
ぜひ読んでみて下さい。
『ここにいる』
出版社:白水社
著 者:王聡威
出版年:2018年8月
配架場所:28号館2F 新着コーナー
請求記号:923.7w37
メリアン:ひなちゃん(教育学部3年)
図書館の学生スタッフ(Meisei Student Librarian 略してメリアン)
が定期的におすすめの本を紹介しています。
(書影の掲載には紀伊国屋書店様のご協力を得ています)
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明星大学の教員と職員、そして図書館の勤労奨学生がおすすめの本や新着本から、図書館の活用法などを紹介するブログです。