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教育・保育を学ぶ学生に読んでほしい本たち:コース別推薦図書(スターブックス シリーズpart.3)

2018年3月15日   教職員(star books)おすすめの本

明星大学図書館「スターブックス」シリーズpart.3
教育学部教育学科推薦!
教育・保育を学ぶ学生に読んでほしい本たち:コース別推薦図書

(資料タイトルをクリックすると明星大学図書館蔵書検索(OPAC)画面へ移動します。)

 

小学校教員コース

『教師の資質 -できる教師とダメ教師は何が違うのか?』

諸富祥彦【著】 朝日新書

 

「教師を支える会」代表として、全国の学校の問題に取り組んできた著者が、最先端の教師像を説く。

今「教師受難の時代」を迎え、現場の教師は①多忙さ、②学級経営・生徒指導の困難、③保護者対応の難しさ、④同僚や管理職との人間関係の難しさに直面しています。こうした厳しい状況を切り開いていくために、教師に求められる資質とは何かを考える上で、教職志望者には是非一読を勧めます。

(推薦文:小学校教員コース)

『学力を育てる』

志水宏吉【著】 岩波新書

子どもたちの学力格差について、家庭と学校と地域の役割。教育コミュニティの考え方について。

(推薦:小学校教員コース)

『いじめ問題をどう克服するか』

尾木直樹【著】 岩波新書

子どもの関係性の変化、集団主義が浸透する教育現場など、今日のいじめの背景を分析。

(推薦:小学校教員コース)

『いじめとは何か -教室の問題、社会の問題』

森田洋司【著】 中公新書

 

いじめをその定義から考察し、国際比較を行うことで、日本の特徴をあぶり出す。

長年いじめ問題に取り組んできた、いわばその道の権威が執筆したもの。いじめ防止対策推進法の成立の直接の契機となった、2012年の大津市の事件の前に執筆されたものではあるが、いじめ問題の歴史に触れつつ、海外からの視点でもこの問題を捉えている。いじめ問題を考えるには必読である。

(推薦文:小学校教員コース)

『教育という病 -子どもと先生を苦しめる「教育リスク」』

内田良【著】 光文社新書

 

今まで見て見ぬふりをされてきた「教育リスク」をエビデンスを用いて指摘し、子どもや先生が脅かされた教育の実態を明らかにする。

学校現場で当たり前に行われていることや,教育について多くの人が信じている言説について,改めて問題を捉え直す視点を与えてくれる本です。教育について問い直し,考えるきっかけになると思います。教員を目指す人,学校教育に関心のある人は,ぜひ読んでみてください。

(推薦文:小学校教員コース)

『教育問題はなぜまちがって語られるのか? -「わかったつもり」からの脱却』

広田照幸, 伊藤茂樹【著】

 

大モンダイの教育問題。これってホント?「わかったつもり」がいちばん危ない。

「少年犯罪は凶悪化している」「子どもの自殺はいじめが原因だ」「親子関係は希薄化している」「海外に比べて日本の教育は劣っている」など、様々なことが「教育問題」として語られている。しかし、それらは本当だろうか。本書は、「教育問題」を正しく理解して論じるための、とても分かりやすい入門書である。

(推薦文:小学校教員コース)

『教育の歴史と思想』

石村華代, 軽部勝一郎【編著】

教員採用試験頻出の人物の思想と実践をわかりやすく解説。巻末に年表と関連資料・法規を掲載。

(推薦:小学校教員コース)

『今すぐ受けたい授業』

朝日新聞社【編】

全国各地で評判のいい小学校の先生68人の授業をルポし、教え方の工夫や狙いを語ってもらう。

(推薦:小学校教員コース)

『いちばん受けたい授業』

朝日新聞社【編】;朝日新聞夕刊フィーチャー編集グループ【編著】

 

全国各地の小学校の意欲的な先生と授業を教科ごとに紹介。花まる先生76人のノウハウ公開。

朝日新聞の連載「花まる先生 公開授業」を書籍化したもの。授業内容、教育方法に定評のある小学校教員の教育活動が多数収められており、教育実習や実際に教員として教壇に立つにあたっても大変参考になる実践的な内容となっている。続編にあたる『今すぐ受けたい授業』もあわせて読んでもらいたい。

(推薦文:小学校教員コース)

『先生はえらい』

内田樹【著】 ちくまプリマ-新書

 

「先生はえらい」のです。たとえ何ひとつ教えてくれなくても。「えらい」と思いさえすれば学びの道はひらかれる。

「先生」「学ぶということ」についてこれまでの教育学とは異なる視点で説明されています。本書は中学高校生向けに書かれた本ですが、その内容は教育と現在の消費社会についての関係について触れられていたり、哲学的な要素が散りばめられています。

(推薦文:小学校教員コース)

『二十四の瞳』

壺井栄【著】 新潮文庫

 

戦争がもたらす不幸と悲劇、そして貧しい者がいつも虐げられることに対する厳しい怒りを訴えた不朽の名作。

新米教師の大石先生と12人の生徒たちとの微笑ましい日常が、小豆島の美しい風景を舞台に描かれている。貧困や戦争に巻き込まれていく生徒たちを見つめる大石先生の姿から、教師と生徒の絆とは何か、教師は生徒にどのように向き合うべきなのかなどを考えさせる名作。

(推薦文:小学校教員コース)

『チョコレート戦争』

大石真【作】 ; 北田卓史【絵】

 

おとなはなんでぼくたちのいうことをしんじないの?みにおぼえのないつみをきせられたことから、子どもたちは町一番のケーキ屋さんに戦いをいどみます。

洋菓子店のショーウィンドウを割ったという濡れ衣を着せられた子どもたちが、洋菓子店の社長に向けて自分たちの無実を証明するためにエネルギッシュに行動していく。洋菓子の魅力とユーモアで語られる物語は読者を物語世界に引き込み、大人と子どもが一緒に読んで楽しめる一冊である。

(推薦文:小学校教員コース)

『マヤの一生』

椋鳩十【著】

白犬マヤは、わたしたち家族の一員として、三兄弟とともに成長していった。やがて、戦争がはじまり・・・

戦時下の日本では食糧不足のため犬を飼うことは贅沢だとされ、作者の愛犬マヤが殺害されてしまう。家族に愛されていたマヤの小さな命が、戦争という残酷な運命に巻き込まれていく悲劇が描かれている。戦争を知らない子どもたちに、戦争がもたらす悲しみがどのようなものなのかを教えたい。

(推薦文:小学校教員コース)

『学びとは何か -〈探究人〉になるために』

今井むつみ【著】 岩波新書

 

生きた知識の学びについて考える。古い知識観―知識のドネルケバブ・モデル―から脱却するための一冊。

アクティブ・ラーニングの実現が求められるいま、教員を志望する学生が子どもの学びについて深く考えることが求められる。
本書では、認知科学の視点から人が知識を得ることや考えることについて分かりやすく解説されている。
自分の授業をつくるための手がかりとなる一冊である。

(推薦文:小学校教員コース)

 

国語コース

『新編 銀河鉄道の夜』

宮沢賢治【著】 新潮文庫

 

表題作のほか、「よだかの星」「オツベルと象」「セロ弾きのゴーシュ」など、14編を収録。賢治童話の豊饒な味わいをあますところなく披露する。

ジョバンニと親友カムパネルラがする最期の銀河旅行。作者・宮沢賢治の死後、枕元に置かれてあった83枚の未完の物語。

(推薦文:国語コース)

『谷川俊太郎詩集』

谷川俊太郎【著】 ハルキ文庫

五十冊余の詩集からその精華を選んだ、五十年にわたる詩人・谷川俊太郎のエッセンス。

(推薦:国語コース)

『金子みすゞ童謡集』

金子みすゞ【著】 ハルキ文庫

大正末期、彗星のごとく登場し、悲運の果てに若くして命を絶った天才童謡詩人・金子みすヾの幻の名詩集。

(推薦:国語コース)

『星の王子さま』

サン=テグジュペリ【作】 ; 内藤濯【訳】 オリジナル版

世界中で愛読されている永遠の名作。1943年に米国で出版された初版本の挿絵に基づくオリジナル版。

(推薦:国語コース)

 

社会コース

『教育学 -人間科学からの展望』

「人間性と人間形成の教育学」の改題第2版

青木秀雄【著】 第2版

 

第1章 人間存在のあり方と教育についての展望
第2章 教育事象の基盤
第3章 教育愛の基本と権威 ・・・(全10章)

人間科学の視点から、ていねいに教育学について解説した入門書。本来の主体的な「生きる力」、それを育むアクティブ・ラーニングの基盤を探究し、自立をめざす学びをデザインする教育の構造を明らかにするとともに、最先端の問題にもラディカル(根源的・急進的)にふれ、将来の展望を示唆しています。

(推薦文:社会コース)

『バナナと日本人 -フィリピン農園と食卓のあいだ』

鶴見良行【著】 岩波新書

多国籍企業の暗躍、農園労働者の貧苦、さらに明治以来の日本と東南アジアの歪んだ関係が鮮やかに浮かび上がる。

(推薦:社会コース)

『歴史とは何か』

E.H. カー【著】 岩波新書

歴史的事実とは、法則とは、個人の役割は、など歴史における主要な問題について明快に論じる。半世紀にわたり読み継がれている名著。

(推薦:社会コース)

『オリンピックの政治学』

池井優【著】

オリンピックには、人種問題、分断国家、テロ、国威発揚など国際政治のあらゆる要素が含まれている。

(推薦:社会コース)

 

数学コース

『天書の証明』

M.アイグナー, G.M.ツィーグラー【著】縮刷版

 

数論、幾何学、解析学、組合せ論、グラフ理論のすべての分野から、きらめくようなアイデアや鋭い洞察に満ちている珠玉の定理と証明が90個以上集められている。

放浪の天才数学者P.エルデシュは数学の美しい定理には美しい証明があり,それが書かれている「天書」があるはずだと信じていたそうです.ここでいう「天書(THE BOOK)」とは,聖書ではなく,「唯一の書」のことです.唯一の書に記録する価値のあるものは,もちろん「美と真実」であるはずです.その中身は,あなた自身がその頭を使って確かめてみて下さい.

(推薦文:数学コース)

『独学術』

白取春彦【著】

既成概念にとらわれない明快な指針が読者に意欲と勇気を与える。

(推薦:数学コース)

『量子の海、ディラックの深淵 -天才物理学者の華々しき業績と寡黙なる生涯』

グレアム・ファーメロ【著】

 

偉大な先達から「一番の変人」と評された科学者の本格的評伝。2009年度コスタ賞受賞。

(推薦:数学コース)

ディラック
Paul Adrien Maurice Dirac [1902-1984.]

イギリスの理論物理学者。ブリストル生まれ。
今日「ディラック方程式」とよばれる電子を記述する新しい相対論的な波動方程式を1928年に導出した。1933年、シュレーディンガーとともに新しい形式の原子理論の発見によりノーベル物理学賞を受賞。また「多時間理論」は後に朝永振一郎によって一般的な「超多時間理論」に発展させられた。

 

理科コース

『96%の大絶滅 -地球史におきた環境大変動』

丸岡照幸【著】

 

第1章:環境変動と大量絶滅,第2章:白亜紀‐第三紀境界の大量絶滅,第3章:隕石衝突と環境変動,第4章:ペルム紀-トリアス紀境界の大量絶滅,第5章:過去の大量絶滅イベントと現代の「大量絶滅」との比較

地球史上に起きた2つの大絶滅事件。恐竜が滅んだことで知られる中生代ー新生代境界、96%もの生物が滅んだといわれる古生代ー中生代境界。壮絶な環境大変動を地球化学の目で解説する。

(推薦文:理科コース)

『星と星座』

渡部潤一【監修】 講談社の動く図鑑MOVE

本をひらけば、そこはプラネタリウム!美しいビジュアルで、神秘的な星空の世界を楽しめます。

(推薦:理科コース)

『鉄道』

山崎友也【監修】 講談社の動く図鑑MOVE

大人気写真家、山崎友也監修の画期的な鉄道図鑑です。新幹線から特急を中心として。全ジャンルの鉄道を網羅。

(推薦:理科コース)

『宇宙』

渡部潤一【監修】 講談社の動く図鑑MOVE

肉眼で楽しむ星座の世界から、天体望遠鏡で見る種々の天体たち、探査機から届けられた新しい情報まで、宇宙のすべて。

(推薦:理科コース)

 

音楽コース

『音楽教育学の未来 -日本音楽教育学会設立40周年記念論文集』

日本音楽教育学会【編】

歴史、知覚・認知、乳幼児、学校教育、社会教育・生涯教育、障害と音楽教育/音楽療法の6分野から、28本の論文を収録。

(推薦:音楽コース)

『子どもたちの想像力を育む -アート教育の思想と実践』

佐藤学, 今井康雄【編】

現代の子どもにもっとも必要なものは、アートの教育なのではないか。「もう一つの自己」と「もう一つの世界」を「生きる技法」と言い換えられる。

(推薦:音楽コース)

『サウンド・エデュケーション』

R・マリー・シェーファー【著】

音を通じて、身近な環境と自由で豊かな関係を取り結ぶ試み。サウンドスケープ思想の実践、音・耳・心のための100の課題集。

(推薦:音楽コース)

『音楽の聴き方 -聴く型と趣味を語る言葉』

岡田暁生【著】 中公新書

聴き方の「型」を知り、自分の感じたことを言葉にしてみる。規則なき規則を考えるためにはどうすればよいかの道筋を示す。

(推薦:音楽コース)

 

美術コース

『木のいのち木のこころ』天,地,人

西岡常一【著】 塩野米松【聞き書き】

天・地・人の3巻。
人:徒弟制の下、若い宮大工19人の青春。厳しい修業、生活、そして将来の夢。匠の技はどう受け継がれているか。

(推薦:美術コース)

『「想像」のレッスン』

鷲田清一【著】

微かな違和の感覚を掬い取るために日常の「裂け目」に分け入る、「見る」ことの野性を甦らせるアートの跳躍力とは。

(推薦:美術コース)

『なつかしい時間』

長田弘【著】 岩波新書

 

二十世紀の終わりから二十一世紀へ、そして3・11へという時代に立ち会いつつ、再生を求めて、みずからの詩とともに語った十七年の集成。

NHKテレビの番組「視点・論点」で語られた内容を基にしているので、分かりやすい文章です。詩人の言葉により、普段見ている風景が違ったものに見えてきます。

(推薦文:美術コース)

『日本という方法 -おもかげ・うつろいの文化』

松岡正剛【著】

ことさらに「主題」を求めようとするのではなく歴史に蓄積された「日本という方法」を発見していく注目の書。

(推薦:美術コース)

 

保健体育コース

『スポーツは「良い子」を育てるか』

永井洋一【著】

 

スポーツに関わる根源的な問いを考察し、目先の結果を追い求める少年スポーツの現状に警鐘を鳴らす。

「なぜ体育では、全員がスポーツをしなくちゃいけないの?」そう疑問に思ったことのない人は、大人によって自分の頭で考えることの苦手な「良い子」にさせられてしまっています!思考の停止した「良い子」か、それとも独創的な「悪い子」か。この本を読んで、真剣に考えてみてください。きっと、新しい価値観が見つかるはずです。

(推薦文:保健体育コース)

『スポーツ倫理学講義』

川谷茂樹【著】

スポーツの倫理をめぐる個別具体的な問いを原理的な問いにまで遡って考察する。

(推薦:保健体育コース)

『バスケットボール-その起源と発展』

J. ネイスミス【著】

 

ネイスミス[1861-1939]:

カナダ生まれの米国の体育学教師。バスケットボールの創始者(1891)。

(推薦:保健体育コース)

『スポーツを考える -身体・資本・ナショナリズム』

多木浩二【著】 ちくま新書

現代文化を多角的に哲学する思想家が、スポーツをモデルとして社会、資本、身体などを論ずる。

(推薦:保健体育コース)

 

英語コース

『英語達人列伝 -あっぱれ、日本人の英語』

斎藤兆史【著】 中公新書

 

岡倉天心、斎藤秀三郎、野口英世、岩崎民平、白洲次郎ら、十人の「英語マスター法」をヴィヴィッドに紹介する。

かつての日本には、驚嘆すべき英語の使い手がいた。彼らは、日本にいながらにして、英米人も舌を巻くほどの英語力を身につけ、西洋かぶれになることなく、外国文化との真の交流を実践した。真のグローバル化のためには英語コースの学生必読の書。

(推薦文:英語コース)

『英語力とは何か』

山田雄一郎【著】

 

英語力は、日本語力とは別の能力か?学校教育で育てるべきは、どんな英語力か?そして、どうすれば育つのか?。

「英語力」という、日常的に使うが定義づけが難しい言葉の意味を、わかりやすく解説。最終章では、「英語力」を育てるための方法についてもふれている。英語を学ぶ意義がわかるようになる一冊。

(推薦文:英語コース)

 

特別支援コース

『特別支援教育の基礎・基本 -共生社会の形成に向けたインクルーシブ教育システムの構築』

国立特別支援教育総合研究所【著】新訂版

「特別支援教育の基礎・基本 新訂版」は、特別支援学校及び特別支援学級、通級による指導、そして通常の学級に在籍している発達障害の児童生徒を含めた、我が国のすべての障害種に対応している書籍である。

 ポイントは、各障害別における障害特性の説明、対象該当の児童生徒の実態、また特別支援学校や特別支援学級、通級による指導での教育課程の編成について、具体的な指導者支援の在り方などを、各障害別専門家が執筆していることである。

 各障害についての理解と対応を学ぶにおいては、非常に参考になる書籍でもある。また、特別支援教員コースでの授業においてもテキストとして使用している。

(推薦文:特別支援コース)

『特別支援教育の学習指導案と授業研究 -子どもたちが学ぶ楽しさを味わえる授業づくり』

肥後祥治, 雲井未歓, 片岡美華, 鹿児島大学教育学部附属特別支援学校【編著】

「特別支援教育の学習指導案と授業研究」は、鹿児島大学附属特別支援学校における特別支援学校での学習指導案作成について、具体的な記述内容や方法、また配慮点を詳細に記述してある実践的な書籍である。

 したがって、特別支援教員コースの学生によってはインターンシップでの観察視点、教育実習における実際の対応に関して非常に参考になる書籍である。

(推薦文:特別支援コース)

『特別支援学級をはじめて担任する先生のための「国語・算数」授業づくり -指導計画が立てられる!』

菅原真弓, 廣瀬由美子【編著】 

「特別支援学級をはじめて担任する先生のための国語・算数授業づくり」では、小中学校に設置されている特別支援学級の特に設置数が多い知的障害特別支援学級、自閉症・情緒障害特別支援学級において、国語科と算数科の教科指導の在り方についてまとめた書籍である。教科指導においては、各障害特性に適切に対応した授業づくりが必須であるものの、特に初めて特別支援学級の担当者になった教員には難しい分野である。

 本書は、知的障害及び自閉症・情緒障害特別支援学級の教育課程の編成の在り方を中心に、非常に優れた担当教員から国語科と算数科の授業の実践についてもまとめてある。特別支援教員コースの学生で、特別支援学級を担当しようと考えている方には必見の書籍である。

(推薦文:特別支援コース)

『Q&Aと先読みカレンダーで早わかり! 通級指導教室運営ガイド』

笹森洋樹, 大城政之【編著】

担当1年目を上手にがんばるために…
はじめてに身につけたい基礎・基本をやさしく解説。

第1章 通級指導教室の担当になったら絶対おさえておきたい基礎知識
第2章 はじめての通級指導教室12か月の運営ガイド
第3章 先輩に学ぶ!教室運営Q&A

(推薦:特別支援コース)

『発達障害研究から考える通常学級の授業づくり -心理学、脳科学の視点による新しい教育実践』

宇野宏幸, 井澤信三, 小島道生【編著】

具体的な授業実践を例に、指導・支援の方策をわかりやすく紹介。

(推薦:特別支援コース)

『授業のユニバーサルデザインを目指す「安心」「刺激」でつくる学級経営マニュアル -すべての子どもを支える教師の1日』

桂聖, 川上康則, 村田辰明編著 ; 授業のユニバーサルデザイン研究会関西支部【著】

特別支援教育の視点で行う学級経営を具体的に紹介。

(推薦:特別支援コース)

『通常学級での特別支援教育のスタンダード -自己チェックとユニバーサルデザイン環境の作り方』

東京都日野市公立小中学校全教師・教育委員会 with 小貫悟【編著】

公立小中学校25校の教師650名が取り組んだユニバーサルデザイン成功事例集。

(推薦:特別支援コース)

『授業のユニバーサルデザインを目指す国語授業の全時間指導ガイド 1~6年 -特別支援教育の視点をふまえた国語授業づくり』

桂聖, 廣瀬由美子【編著】

第1章 授業のユニバーサルデザインを目指す国語授業とは,
第2章 授業のユニバーサルデザインを目指す国語授業の実際

(推薦:特別支援コース)

『共に学び合うインクルーシブ教育システム構築に向けた児童生徒への配慮・指導事例 -小・中学校で学習している障害のある児童生徒の12事例』

国立特別支援教育総合研究所【著】

現在の基礎的環境整備の中でどのような合理的配慮ができるか?具体的な12事例。

(推薦:特別支援コース)

『発達障害の子とハッピーに暮らすヒント -4人のわが子が教えてくれたこと』

堀内祐子, 柴田美恵子【著】

悪戦苦闘の子育てのなかから生み出した、さまざまな知恵や工夫を、いっぱいご紹介しています。

(推薦:特別支援コース)

 

子ども臨床コース

『教師のための初等教育相談 -日常から子どもに向き合うインクルーシブな発達支援』

西本絹子【著】

教師が学校という場で日々おこなう発達支援について明確に記したテキスト。教育相談とは何か、カウンセリングマインドの考え方と理論、発達の視点、支援を必要とする子どもをどのように理解し支援をおこなうか、保護者対応について。事例に基づく問いかけと、その考え方のポイント、答えを提示する。

(推薦:子ども臨床コース)

『まなざしの誕生 -赤ちゃん学革命』

下條信輔【著】 

「赤ちゃんが、こころや世界を創造していく発達のプロセス」を、非常にわかりやすいことばで描いた心理学の名著です。著者は、現カリフォルニア工科大学の著名な認知精神科学者です。初出は1988年とやや古いものの、認知心理学や神経科学、発達心理学などの進歩のなかで、今も色あせることがありません。赤ちゃんの知覚・知能・記憶・学習・情動などの発達に関する記述を読み進むうちに、心の発生現場に立ち会うような感覚が得られるでしょう。そして、人間という存在の独自性、人を育てるとは、子どもを教えるとはどういうことかについて、「なるほど!」という確信を得る、一つの資源となると思います。全てのコースの学生にお薦めします。

(推薦文:子ども臨床コース 西本絹子)

『教師・親のための子ども相談機関利用ガイド -もうひとりで悩まないで!』

小林正幸, 嶋崎政男【編】 三訂版

 

第1部 どこに相談する?
第2部 相談機関に行ってみよう!
第3部 全国相談機関一覧

この書物は特に教育関係者や学齢期の子どもを持つ保護者向けに書かれたものです。子育てで困った場面に直面した時、どこに相談したらよいかを平易な言葉で紹介しています

(推薦文:子ども臨床コース )

『子どものための法律と実務 -裁判・行政・社会の協働と子どもの未来』

安倍嘉人, 西岡清一郎【監修】

 

家庭裁判所の裁判官・調査官、弁護士、児童相談所長、矯正・保護担当者など、各分野のエキスパートが最新実務を網羅した、実務解説書。

この書物は最高裁判所長が編集した児童のための総合的な法律に関する実務書です。法的な対応が求められる場面についてわかりやすく記述されているのが特徴です。

(推薦文:子ども臨床コース )

『子どもとつくる4歳児保育 -揺れる心をドラマにかえて』

斎藤政子【編著】; 加藤繁美【監修】

「子どもとつくる4歳児保育」は、「子どもとつくる保育」シリーズ(0歳児保育から5歳児保育)のひとつです。各巻ごとに、その年齢の子どもの発達と保育の課題、子どもとつくる保育実践のありよう、保育をどうデザインしていくのかという保育者同士の対話や連携の問題が描かれています。特に、幼児巻は、子どもの声を起点につくっていった実践の展開事例をもとに子どもの主体性と保育者の主体性が響きあう保育の意義が考察されています。また、保育者の同僚性の問題についても今日的話題を織り込みながら深く切り込んでおり、保育者になりたい人にはぜひ読んでもらいたいシリーズです。

(推薦文:子ども臨床コース)

『日本における保育園の誕生 -子どもたちの貧困に挑んだ人びと』

宍戸健夫【著】

第1章 日本における幼稚園の誕生
第2章 明治一〇年代における幼児保育政策
第3章 はじめての簡易幼稚園
第4章 貧しい子どもたちのための二葉幼稚園
第5章 児童保護事業の展開
第6章 岡弘毅の保育一元化論
第7章 公立保育園の誕生

(推薦:子ども臨床コース)

『子どもの心が見えてきた -学びの物語で保育は変わる:learning story』

福島大学附属幼稚園 [ほか]【著】

子どものアセスメント方法「学びの物語」について、福島大学附属幼稚園で実践した詳細な記録。

(推薦:子ども臨床コース)

『保育実践のまなざし -戦後保育実践記録の60年』

宍戸健夫 [ほか]【編】

戦後の主要な保育実践記録を年代順に取り上げ、保育実践がどのように創造されてきたかを示す。

(推薦:子ども臨床コース)

 

※書籍の内容および目次情報は各書籍とCiNiiBooksを、人物情報はJapanKnowledgeを参照・引用しました。

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