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2019年9月17日

電気電子工学系の学生が「電気学会東京支部カンファレンス」で研究発表しました

2019年8月28日(水)、工学院大学にて開催された「令和元年度 電気学会東京支部カンファレンス 学生研究発表会」で、電気電子工学系4年生7名が研究発表しました。
この研究発表会は若手の学生向けにプレゼンテーションスキルの習得、同世代の学生同士の交流など貴重な経験を積んでもらうこと、そしてより多くの発表機会の提供を目的として電気学会東京支部にて開催されています。

研究発表タイトル:「マトリックスコンバータへの入力電源の歪と出力電圧の相関」
発表者:金田 和樹(石田 隆張研究室)
発表内容:
交流電源から任意の交流電圧に直接変換可能なマトリックスコンバータは電気自動車の充電装置をはじめとした屋外における電力変換に用いられつつある。この使用環境では電磁ノイズの影響が考えられるため、疑似的にマトリクスコンバータの入力電圧にノイズを付加してシミュレーションによって耐ノイズ性を検証した結果について発表した。

研究発表タイトル:「EDLCとLiBからなるハイブリット型蓄電装置に対する劣化評価」
発表者:木村 仁(石田 隆張研究室)
発表内容:
電力系統の安定化、スマートグリッドにおける電気自動車の充放電に対し、リチウムイオン電池と電気二重層キャパシタを用いたハイブリッド型の蓄電装置が装置の長寿命化の観点から普及することが予想される。この背景に対し、本報告ではハイブリット型蓄電装置の劣化進行と、使用形態の関係を考察すべく、開発中の劣化測定手法と、関連して測定した基本データについて報告した。

研究発表タイトル:「風力発電向け送電線の多目的計画」
発表者:梅谷 明生(伊庭 健二研究室)
発表内容:
分散した風力発電電源を結ぶ送電網計画について、列挙法に準拠した手法を用いて最適な送電計画を考案した。また大規模な系統について建設コストや送電損失、送電線ルート断事故等多様な評価を実施し、問題点の特徴を分析した。

研究発表タイトル:「永久磁石同期電動機の定常特性―励磁回路の考慮と今後の展望―」
発表者:木下 海聡(星野 勉研究室)
発表内容:
永久磁石界同期電動機(PMSM)が商用電源で駆動され、低力率・低効率で使用される場合があるが、定常特性解析がされず、使用法に合わせた最適な電動機が選択されていないことがある。そこで同期リアクタンスのみを考慮したPMSMの定常解析を進め、励磁回路を加えた等価回路に基づいた解析結果について報告した。

研究発表タイトル:「LabVIEW を用いた測定自動化」
発表者:金谷 侑紀(星野 勉研究室)
発表内容:
冷凍機を使った極低温物性特性測定には温度設定に時間がかかるため、測定期間が数日間にわたることがある。そこでLabVIEWを使ってパソコンから電流源や温度制御器等のコントローラを制御し、物理量(電圧、電流、温度等)の測定収集を自動化できるシステムを構築している。今回、通電電流制御と電圧・電流測定系を構築したのでその概要を発表した。

研究発表タイトル:「フレキシブル冷媒管兼用電流リードの基礎的検討」
発表者:大山 瑞喜(星野 勉研究室)
発表内容:
超伝導部分と冷媒供給部・電源部を別置きにするフレキシブル冷媒管兼用電源リードは、超伝導技術を医療機器に適用する上で必要不可欠の部品である。今回はこの部品の適用可能性を最大限引き出すため、液化ヘリウムガス用のフレキシブルトランスファーチューブにニクロム線を通し、液化窒素ガスを冷媒として流すことができる試験装置を試作、その特性について発表した。

研究発表タイトル:「ライントレース車椅子―オフセット回路と前進信号回路の設計―」
発表者:佐藤 光(星野 勉研究室)
発表内容:
「自由に操舵できないが、移動ボタンを押せる」利用者を想定したライントレース車椅子を開発し、多数決回路を用いたライン位置検出回路・位置表示回路・電源回路・操舵制御回路を製作した。操舵信号回路に混入しているバイアスを除く回路の検討と今後の展開について概要を報告した。

写真
左上:木下さん、右上:金谷さん
中央左:大山さん、中央右:佐藤さん
左下:梅谷さん