機械工学系

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2019年9月23日

電気工学専攻の大学院生が日本感性工学会優秀発表賞を受賞しました

電気工学専攻 博士前期課程2年生 田名網 那由多さん(林 実研究室)が「2019日本感性工学会 優秀発表賞」を受賞しました。この賞は昨年9月に開催された「第20回日本感性工学会大会」の研究発表に対して贈られたもので、今年9月12日に開催された、「第21回日本感性工学会大会」にて表彰されました。

■受賞した発表内容
研究発表のタイトル:「感情音声における特徴ベクトルの分析」
発表者:田名網 那由多、林 実
発表内容:
感情音声に含まれる音響物理特徴量の分析において、音声コーパスから特徴ベクトルを抽出、学習、分類を行い、感情と結びつきの強い特徴量を割り出しました。
その結果、「喜び」「怒り」「悲しみ」及び「平静」の感情識別において重要度が高い特徴ベクトル(次元数18)を割り出すことができました。

関連資料
日本感性工学学会について

2019年9月23日

化学専攻の大学院生が生体触媒化学シンポジウムで研究発表しました

2019年8月28日(木)・29日(金)、金沢工業大学(扇が丘キャンパス)にて開催された「第21回生体触媒化学シンポジウム」で、化学専攻 博士前期課程 2年生 門奈 嵩士さん、1年生 福地 直輝さんが研究発表しました。
このシンポジウムは生体由来の触媒を用いた化学合成に関する最新の話題をテーマとするもので、毎年多くの大学・企業の研究者が参加しています。

研究発表タイトル:「微生物還元によるプロキラルな環状1、3-ジケトンの非対称化とその応用」
発表者:門奈 嵩士(冨宿 賢一研究室)
発表内容:
私は、プロキラルな環状1,3-ジケトンの微生物還元による非対称化を試みました。その結果、優れた立体選択性にて光学活性ヒドロキシケトンへと変換する微生物(Candida cacaoi NBRC10231とMorganella morganii NBRC3168)を見出すことができました。現在、得られた光学活性ヒドロキシケトンを合成原料として用いることで、微生物ホルモンであるエバノライドへの変換を進めています。この物質を使うことで、新しい医薬品の創製が期待できます。

研究発表タイトル:「アルブミンを用いる光学活性ビアリール化合物誘導」
発表者:福地 直輝(松本 一嗣研究室)
発表内容:
今回私は、触媒としてヒト血清アルブミン(HSA)を用いる手法により、ポリマー合成原料や蛍光標識物質、機能性リガンド等になりうる光学活性ビアリール誘導体の合成を試みました。まず、ビアリールアルデヒドを原料とした不斉ニトロアルドール反応により、対応する光学活性(R)–2–ニトロアルコールを得ることに成功しました。一方、ラセミ体2–ニトロアルコールを原料として用いると、逆ニトロアルドール反応が進み、光学活性(S)–2–ニトロアルコールが、未反応物質として得られることがわかりました。

2019年9月18日

環境システム学専攻の大学院生が「日本分析化学会」で研究発表しました

2019年9月11日(水)〜13日(金)、千葉大学で開催された「日本分析化学会第68年会」で、環境システム学専攻 博士前期課程1年生 谷 直哉さん(上本 道久研究室)が若手ポスターセッションにて研究発表しました。
本学会は、日本分析化学会における年に一度の最も大きな研究発表の場で、600件ほどの研究発表があります。ポスターセッションに参加した谷さんは、参加者から研究内容について直接質疑を受けることで、新たな検討課題を得ることができました。
研究発表タイトル:「マグネシウム合金中微量水銀の定量に向けた試料処理法の検討」
発表者:谷 直哉(上本 道久研究室)
発表内容:
地球規模での水銀汚染の拡散を防止する「水銀に関する水俣条約」施行に伴い、2020年より製品の輸出入時に水銀分析が必要となります。本研究では、マグネシウム材料中の水銀の定量に関して、試料溶解時の還元揮散や試料導入系での吸着を抑制した、ICP質量分析法を用いた溶液噴霧導入による微量水銀の定量法を確立しました。

2019年9月18日

化学専攻の大学院生が「日本遺伝学会第91回大会」で研究発表しました

2019年9月11日(水)~13日(金)、福井大学(文京キャンパス)にて開催された「日本遺伝学会第91回大会」において、理工学研究科 化学専攻に所属する大学院生4名(須賀 則之研究室)が口頭発表しました。

■研究分野:エピジェネティクス
研究発表タイトル:「アフリカツメガエルのリンカーヒストンH1Aの異種発現による出芽酵母の増殖障害に関与するドメインの探索」
発表者:柴 広大(博士前期課程1年生)
発表内容:
リンカーヒストンにはN末端やC末端テールドメインのアミノ酸配列やその長さが異なる変種が存在し、それらに依存したクロマチン構造変化は遺伝子発現を制御する機構の1つです。この研究では、アフリカツメガエルの体細胞型リンカーヒストンH1Aを出芽酵母に異種的に発現させ、その増殖への影響を調べました。その結果、N末端の20アミノ酸残基の欠損変異体により、出芽酵母の増殖障害が観察されました。さらに、ドメインスワップ解析を実施し、この増殖障害機構にC末端テールドメインが重要であることがわかりました。

研究発表タイトル:「出芽酵母に異種発現したアフリカツメガエルのリンカーヒストンH1Aの細胞内局在」
発表者:工藤 拓也(博士前期課程2年生)
発表内容:
真核生物のゲノムDNAは、ヌクレオソームとリンカーヒストンにより細胞核内への収納及び遺伝子発現の基盤構造となるクロマチンを形成します。この研究では、出芽酵母にアフリカツメガエルの体細胞型リンカーヒストンH1Aを異種発現し、その細胞核への局在を3領域(N末端テール、球状領域、C末端テール)に分割し解析しました。その結果、H1Aの核局在には独立に二つの領域が必要である、という結論を得ることができました。

研究発表タイトル:「HP1α発現プラスミド欠落による出芽酵母増殖障害の多コピー抑圧遺伝子の検索」
発表者:飛永 汐里(博士前期課程2年生)
発表内容:
マウスのヘテロクロマチンタンパク質α(HP1α)を、出芽酵母にプラスミドから異種的に発現すると、その発現プラスミドが欠落し、増殖障害が生じます。この増殖障害を抑圧する遺伝子を探索した結果、1つの遺伝子を同定することができました。今後は、この抑圧遺伝子から、プラスミド欠落のメカニズムを探っていきます。

■研究分野:反復配列・トランスポゾン
研究発表タイトル:「ヒトAlu DNA配列中の2つの相同な領域は試験管内の再構成系によりヌクレオソームを形成する」
発表者:沖住 香織(博士前期課程1年生)
発表内容:
ヒトゲノムの約10%の散在反復配列であるAlu DNA配列は、2量体ヌクレオソームの形成が可能な約300塩基対の鎖長を持っています。そこで、Alu配列を2つの相同な領域に分け、それらのヌクレオソーム形成を試験管内で解析しました。その結果、2つの相同な領域が同様にヌクレオソームを形成しました。この結果から、Alu配列への2量体ヌクレオソームの形成が示唆されました。

関連資料
日本遺伝学会第91回大会について(学会HP)

2019年9月18日

電気電子工学系の学生が「第32回 回路とシステムワークショップ」で研究発表しました

2019年8月22日(木)〜23日(金)に東京電機大学で開催された「第32回 回路とシステムワークショップ」で、電気電子工学系4年生八亀 雅弘さんがWIP(Work In Progress)ポスターセッションにて研究発表しました。
この研究発表会は採録された研究論文を対象に、構想段階の研究や問題提起など様々な研究を積極的に採用した参加者間の議論の場です(電子情報通信学会主催)。

研究発表タイトル:「銅線水冷システムを用いたインバータ効率改善の提案」
発表者:八亀 雅弘(石田 隆張研究室)
発表内容:電気自動車が増加することを考慮すると、その駆動系でのエネルギーロスを低減する必要があります。そのため本報告では、エネルギーロスの一要因であるインバータに関し、定格出力付近で抵抗温度係数の観点から低下してしまうインバータ効率を、冷却システムによって補正する方法について測定データをもとに提案しました。

また、電気電子工学系 石田 隆張教授が同ワークショップ 一般論文セッションにて「電動アシスト自転車への予測先行型制御」というタイトルで研究発表しました。本報告は省エネルギー性と高い移動性、使いやすさから需要が高まっている、電動アシスト自転車についての研究報告です。人の状態や自転車の運動を予測するフィードフォワード型制御法を用いた駆動アシスト方法について、試作システムを用いた開発手法の考え方や効果を評価しました。

2019年9月18日

環境システム学専攻の大学院生が日独研修に参加しました

2019年5月27日(月)~8月30日(金)ドイツ連邦共和国シュツットガルト市に本部があるシュタインバイス大学が東京で開催した日独研修に、環境システム学専攻の大学院生2名(谷 直哉さん、西村 怜さん)が参加しました。(7月17日~26日に本研修、5月下旬~7月上旬に事前研修等を4日間、8月30日に反省会を実施)
本研修は年2回、東京農工大学とシュタインバイスジャパンをホストとして日本で開催されています。企業活動における開発や販売戦略を調査して課題解決策を報告するユニークな専門研修で、東京農工大学や横浜国立大学の院生とともにシュタインバイス大学の院生や企業技術者との合同チーム(全6チーム)を組み、企業戦略などの課題に取り組みました。
慣れない英語やドイツ語に苦労しながらも最後は英語のプレゼンをやり遂げ、シュタインバイス大学長より修了証を受け取りました。この研修を通して企業の技術経営戦略の基礎を理解し、課題解決に向けたグループ討議のスキルを向上することができました。

2019年9月17日

電気電子工学系の学生が「電気学会東京支部カンファレンス」で研究発表しました

2019年8月28日(水)、工学院大学にて開催された「令和元年度 電気学会東京支部カンファレンス 学生研究発表会」で、電気電子工学系4年生7名が研究発表しました。
この研究発表会は若手の学生向けにプレゼンテーションスキルの習得、同世代の学生同士の交流など貴重な経験を積んでもらうこと、そしてより多くの発表機会の提供を目的として電気学会東京支部にて開催されています。

研究発表タイトル:「マトリックスコンバータへの入力電源の歪と出力電圧の相関」
発表者:金田 和樹(石田 隆張研究室)
発表内容:
交流電源から任意の交流電圧に直接変換可能なマトリックスコンバータは電気自動車の充電装置をはじめとした屋外における電力変換に用いられつつある。この使用環境では電磁ノイズの影響が考えられるため、疑似的にマトリクスコンバータの入力電圧にノイズを付加してシミュレーションによって耐ノイズ性を検証した結果について発表した。

研究発表タイトル:「EDLCとLiBからなるハイブリット型蓄電装置に対する劣化評価」
発表者:木村 仁(石田 隆張研究室)
発表内容:
電力系統の安定化、スマートグリッドにおける電気自動車の充放電に対し、リチウムイオン電池と電気二重層キャパシタを用いたハイブリッド型の蓄電装置が装置の長寿命化の観点から普及することが予想される。この背景に対し、本報告ではハイブリット型蓄電装置の劣化進行と、使用形態の関係を考察すべく、開発中の劣化測定手法と、関連して測定した基本データについて報告した。

研究発表タイトル:「風力発電向け送電線の多目的計画」
発表者:梅谷 明生(伊庭 健二研究室)
発表内容:
分散した風力発電電源を結ぶ送電網計画について、列挙法に準拠した手法を用いて最適な送電計画を考案した。また大規模な系統について建設コストや送電損失、送電線ルート断事故等多様な評価を実施し、問題点の特徴を分析した。

研究発表タイトル:「永久磁石同期電動機の定常特性―励磁回路の考慮と今後の展望―」
発表者:木下 海聡(星野 勉研究室)
発表内容:
永久磁石界同期電動機(PMSM)が商用電源で駆動され、低力率・低効率で使用される場合があるが、定常特性解析がされず、使用法に合わせた最適な電動機が選択されていないことがある。そこで同期リアクタンスのみを考慮したPMSMの定常解析を進め、励磁回路を加えた等価回路に基づいた解析結果について報告した。

研究発表タイトル:「LabVIEW を用いた測定自動化」
発表者:金谷 侑紀(星野 勉研究室)
発表内容:
冷凍機を使った極低温物性特性測定には温度設定に時間がかかるため、測定期間が数日間にわたることがある。そこでLabVIEWを使ってパソコンから電流源や温度制御器等のコントローラを制御し、物理量(電圧、電流、温度等)の測定収集を自動化できるシステムを構築している。今回、通電電流制御と電圧・電流測定系を構築したのでその概要を発表した。

研究発表タイトル:「フレキシブル冷媒管兼用電流リードの基礎的検討」
発表者:大山 瑞喜(星野 勉研究室)
発表内容:
超伝導部分と冷媒供給部・電源部を別置きにするフレキシブル冷媒管兼用電源リードは、超伝導技術を医療機器に適用する上で必要不可欠の部品である。今回はこの部品の適用可能性を最大限引き出すため、液化ヘリウムガス用のフレキシブルトランスファーチューブにニクロム線を通し、液化窒素ガスを冷媒として流すことができる試験装置を試作、その特性について発表した。

研究発表タイトル:「ライントレース車椅子―オフセット回路と前進信号回路の設計―」
発表者:佐藤 光(星野 勉研究室)
発表内容:
「自由に操舵できないが、移動ボタンを押せる」利用者を想定したライントレース車椅子を開発し、多数決回路を用いたライン位置検出回路・位置表示回路・電源回路・操舵制御回路を製作した。操舵信号回路に混入しているバイアスを除く回路の検討と今後の展開について概要を報告した。

写真
左上:木下さん、右上:金谷さん
中央左:大山さん、中央右:佐藤さん
左下:梅谷さん

2019年9月17日

機械工学専攻の大学院生が国際シンポジウムIEEE/SSRR2019で研究発表しました

2019年9月1日(日)~4日(水)、ユリウス・マクシミリアン大学ヴュルツブルク大学院(ドイツ)で開催されたIEEE Robotics&Automation Society主催「IEEE INTERNATIONAL SYMPOSIUM ON SAFETY, SECURITY AND RESCUE ROBOTICS (SSRR2019) 」にて、機械工学専攻 博士前期課程2年生 萩原 颯人さん(山崎 芳昭研究室)が、6月に査読採択された講演論文を口頭発表しました。17回目の開催となるこの国際シンポジウムは、世界各国からレスキューロボット工学研究者が集まる著名なシンポジウムです。(基調講演4件、口頭発表45件、ポスター発表9件、13ヶ国参加)
さらに、ユリウス・マクシミリアン大学内のロボティクス関連の研究室、および、ヴュルツブルク州消防局消防学校の見学会にも参加しました。5つの研究室を訪問し最先端のUAV(ドローン)の実演や各種レスキューロボット研究の説明を受けるとともに、研究者と情報交換することで最新のロボット研究について知見を広めることができました。

研究発表について
タイトル: 「Autonomous valve operation by a manipulator using a monocular camera and a single shot multibox detector」
(単眼カメラとシングルショットマルチボックス検出器を使用したマニピュレーターによる自律的なバルブ操作)
発表者:Hayato Hagiwara and Yoshiaki Yamazaki
研究内容:
レスキューロボットに搭載可能なマニピュレータを開発し、プラントにおけるバルブの半自律的な回転操作を目的に、AIを活用したバルブの自動認識と、単眼カメラによる距離計測について新たな手法を提案しました。AIの活用により求めたバルブの座標にROS(Robot Operation System)を使用して構築した操縦システムにより、ロボットアーム手先部の自動移動を実現しました。さらに、バルブを自律回転操作する実験を行い、位置精度等を評価することでその有用性を明らかにしています。

2019年9月13日

機械工学系 宮本教授らによる共同研究の論文が『日本機械学会論文集』に掲載されました

機械工学系 宮本 岳史教授らによる共同研究の論文が『日本機械学会論文集』(85 巻、874 号)に掲載されました。この論文集は日本最大級の学術専門家の集まりである日本機械学会(会員数約3万5千人)より発行されており、編修委員会による厳正な査読審査を経た論文が掲載されています。

論文情報
タイトル:地震時における鉄道車両の脱線可能性を地震波から推定する方法
執筆者:飯田 浩平 (鉄道総合技術研究所 鉄道力学研究部)、宮本 岳史(明星大学 理工学部)、川西 智浩(鉄道総合技術研究所 鉄道地震工学研究センター)
論文概要:地震に対する被害予測や、振動に強い鉄道車両の技術開発への活用を目的に、地震時に鉄道車両が脱線する可能性を評価する方法を提案しました。地震が発生したときの軌道は複雑に振動します。この複雑な振動の成分を分析し、予め計算した車両性能と比較して、特定の地震動が鉄道車両の脱線を引き起こす可能性を予測します。

関連資料
論文リンク

論文PDF
地震時における鉄道車両の脱線可能性を地震波から推定する方法

2019年9月13日

電気電子工学系の学生が電気学会で研究発表しました

2019年9月4日(水)〜7日(土)、琉球大学工学部(沖縄県)で開催された「2019年 電気学会 電子・情報・システム部門大会」で、電気電子工学系4年生(齊藤 剛さん、永野 勝也さん)が学生ポスターセッションにて研究発表しました。
この研究発表会は電気学会の電子・情報・システム部門における若手研究発表の場です。各自が取り組んできた研究内容を発表するとともに、他大学学生による発表を聞くことで近接分野の知識や情報を吸収することができました。

研究発表タイトル:「車線検出における路面の鏡面反射領域の検出に関する一検討」
発表者:齊藤 剛(嶋 好博研究室)
発表内容:
自動車の自動走行において車線を保持して走行するためには車線検出は重要な技術です。太陽光線の逆光により路面が眩しくなる状況では車載カメラによる車線検出が困難になるという課題があります。本報告では路面の鏡面反射の領域を検出する方法を提案しました。今後、路面の画像データを増やし、鏡面反射領域の検出率を向上させる予定です。

研究発表タイトル:「深層ニューラルネットワークを用いた交通標識識別に関する一検討」
発表者:永野 勝也(嶋 好博研究室)
発表内容:
自動車の運転支援や自動運転向けに、車載カメラで撮像された交通標識画像を対象に、交通標識の種類を自動的に識別する方法を提案しました。識別精度は現段階では64.7%と低く、今後精度向上のための改良を加える予定です。

写真:左  齊藤さん、右  永野さん