電気工学専攻博士前期課程2年生の菊池孝志さん、電気電子工学系4年生の小池俊輝さん(いずれも石田隆張研究室)が2022年11月2日にハイブリッド形式で実施された 「電気学会システム/スマートファシリティ合同研究会」にて対面形式にて研究発表を行いました。発表題目は以下となります。
菊池孝志:「ピエゾ素子を用いた学習型圧電タッチパネルの試作」
小池俊輝:「簡易モデルを用いた水トリーの進行と損失電流波形の評価」
また、電気電子工学系 石田隆張 教授も同研究会にて対面形式で下記の研究発表を行いました。
「EV充電ログデータを用いた電池総容量推定の一考察」
参考URL https://workshop.iee.or.jp/sbtk/cgi-bin/sbtk-showprogram.cgi?workshopid=SBW00007F63
なお、本研究会は電気学会の電子・情報・システム部門と産業応用部門という2つの異なる技術部門がコラボレーションをして実施している技術横断研究会となります。
2022年9月20日(火)〜9月23日(金)に東北大学で開催された「2022年 第83回 応用物理学会秋季学術講演会」で、物理学専攻修士2年生今村颯さん、物理学系 4年生増田諒介さん、物理学系2021年度卒業生福田晴菜さんがそれぞれポスター セッションにて研究発表を行いました。
この学術講演会は応用物理学会が年に2回開催しているもので、講演総数4,000 件に及ぶ応用物理分野では国内最大の会議です。講演会はハイブリッド開催で あったものの、ポスター発表はすべて対面で行われ、全国から多くの研究者が集まりました。私たちの発表は、終始質問者が訪れる盛況で、発表した学生の自信 につながったと考えます。
研究発表タイトル:
今村颯 「脂質二分子膜内部に閉じ込められた単一高分子鎖のAFM観察」
増田諒介「自己推進運動イオンゲル多体系の統計分布」
福田晴菜「新規自己推進型イオンゲルの探索」
9月7日(水曜日)に、教職科目「理科教育法2および3」(理工学部総合理工学科 和田 薫 特任教授担当)を受講している理工学部の2・3年生を対象に、高尾山をフィールドにしたSDGsプログラムを昨年度に続き実施しました。本授業は、大学の休日に自主参加の特別授業として行ない、今年は14名の学生が参加しました。当日は霧雨が降りそうな天候となり、実施が危ぶまれましたが、雨が降りだした午後2時前までに行うことができました。
午前10時に高尾599ミュージアムに集合後、プロジェクションマッピングと登山ガイドの映像を鑑賞し、館内に展示されている動植物の標本を観察、確認しました。その後、稲荷山コースを通り、稲荷山を経て、山頂に向かいました。山道沿いの生き物を観察しながらの登山でしたが、高尾山でもカシノキクイムシの食害がひどく、木くずが溜まっている広葉樹が多くみられました。来年以降、枯死していくことが予想され、高尾山の生物相に大きく影響が出ることが予想されました。登頂後、山頂の高尾ビジターセンターで動植物の共生をテーマとした講義を受け、昼食後に解散となりました。
本授業の目的は生物多様性の認識へのアプローチを小中学校の理科授業として実施し、さらに社会教育施設との連携を図り、専門家との協力のもとに行うことにあります。SDGsの目標の一つ「陸の豊かさを守ろう」に該当する学びですが、豊かさを実感するには、まず自然の多様性を認識しなければなりません。また、新学習指導要領で推奨されているカリキュラムマネジメントの実施として、社会教育施設の活用や専門家との協力により授業を行うことが求められています。今回の授業を通して、学生は自ら登山しながら実習することで、小中学校での実施に向けた指導者としての実践的経験を積むことができました。今後、本プログラムを実施する中学校へ実習補助者(インタープリター)として参加し、将来の理科教員としての資質を磨いています。
理工学部総合理工学科電気電子工学系3年の今井洸瑠さんがこの度、航空無線通信士の資格を取得しました(受験時は2年)。
航空無線通信士は国際的に通用する資格で、航空管制官やパイロット航空整備士に不可欠な資格です。今井さんは大学で学んだ電気電子の知識に加え、国際通信法規、リスニングを含む英語の試験に独学でチャレンジし、無事合格に至りました。
電気電子工学系4年秋山 拓真さん、大西 蓉さん(いずれも石田 隆張研究室)が電気学会東京支部よりそれぞれ「電気学術奨励賞」「電気学術女性活動奨励賞」を受賞しました。この賞は電気学会の学生員として、学会発表を積極的に行い、電気学術の発展に貢献したことに対して表彰されたものです。
2022年3月14日(月)、工学院大学を主催校としてオンライン開催された日本機械学会関東支部関東学生会 第61回関学生員卒業研究発表講演会にて、機械工学系4年生 池田 武史さん(齊藤 剛研究室)が講演発表しました。第61回目の開催となるこの会議は、関東一円の卒業を控えた大学4年生の学生が集まり、卒業研究について講演し議論する会議です。
研究発表について
研究内容 レーザー着火式エンジンは通常の火花点火式エンジンに比べて着火核のエネルギー密度が高ため点火しやすく、かつ、燃焼室の壁面から離れて着火させるためスムーズな火炎伝播と熱損失の低減が見込めます。本研究ではNd:YAGレーザーの基本発信波長である1064nmの赤外線レーザーによるレーザー着火式エンジンの運転試験を行いました。運転試験では燃料をガソリンだけでなく、メタン、水素燃料で運転を行い、ガスエンジンに対するレーザー着火のメリットを明らかにしました。
機械工学系3年生が(公社)日本設計工学会の学会誌「設計工学」の2022年1月から12月号までの表紙を飾る「会誌表紙デザイン」に応募し、優秀賞と佳作を受賞しました。
機械工学系のアクティブラーニング科目「プロジェクト6」の中で学生自らデザインコンセプトを検討し、日本設計工学会の英語略称JSDEをデザインに入れた作品をCADソフト等で作成し、2021年10月に作品を提出しました。
大学・高専から32件の応募があり厳正な審査の結果、最優秀賞1件、優秀賞2件、佳作3件が選ばれ、2022年1月に賞状と副賞(SolidWorks社提供CADソフトと図書カード)が授与されました。
2022年設計工学会会誌表紙デザイン 受賞者氏名
写真(上から):表彰状(井原 麻貴さん)、表彰状(中村 翔輝さん)、JSDE表紙デザイン(井原 麻貴さん)、JSDE表紙デザイン(中村 翔輝さん)
2021年12月22日(水)、2021年度フォーミュラカープロジェクトの報告会を本学内にて実施しました。感染症対策として大学に通学することができず、先輩から知識や製作技術の引継ぎが思うようにできない環境の中、骨組みのパイプを削減することで車体の軽量化を図るなど、工夫を凝らした活動が報告されました。
また、2022年度フォーミュラカープロジェクトのリーダーから、次回学生フォーミュラ日本大会に向けた目標と年間計画の説明がありました。2022年度プロジェクトチームの今後の活躍が期待されます。
環境科学系 卒業生 櫻庭 悠真さん(2020年度卒業 吾郷 万里子研究室所属)が、卒業研究で取り組んだ研究成果を含む内容で、査読付きの海外ジャーナルにアクセプトされました。
櫻庭さんは共著者です。
2021年11月25日(木)からに開催された「ロボカップアジアパシフィック2021あいち」に、機械工学系 山崎 芳昭研究室の学生5名と指導教員が参加しました。山崎研究室では、地震災害等で倒壊家屋の瓦礫の下に残された被災者の発見補助やプラントなどの危険箇所でのバルブ開閉操作をする目的で、遠隔操縦型のレスキューロボットとロボットアームを研究開発しています。
本大会では、「World Robot Summit 2020福島大会 災害対応標準性能評価チャレンジ」で奨励賞を受賞したレスキューロボットを改良し、明星大学チームは国内参加チームの中で総合4位の成績となりました。(全5チーム中)