29号館と23号館には,電気電子工学系の学生実験室が多数存在します.ここではその一部をご紹介します.

29号館 202号室

電気電子系で最も広い実験室で,理工実験実習やプロジェクトなどの授業が行われます。さまざまな電子回路を作成したり,その動作を確認したりといった実験が行われています。部屋の外周部には,自分で設計したプリント基板が作成できる基板作成装置や,さまざまな加工を行うためのボール盤などの工作機械もあります。

 
 

29号館 301〜303号室

3階には計算機実験室,電気電子実験室,情報通信実験室がならんでいて, 学生実験だけでなく, プロジェクトなどでも使われています。また現在では,新型コロナ感染対策のために, 密集を避けたオンライン授業参加のための場所としても用意されています。下の画像はこれら学生実験室の一つ,301号室のものです.壁沿いの棚には測定装置が収められており,電気・通信の基礎を自分の手で確かめながら学ぶことができます。

 
 

23号館

23号館の学生実験室では,送電・配電システムといった社会インフラや,さまざまな工場などでの電気系統を模した実験設備が設置されており,将来電気関連の職に就いた場合にすぐに役に立つ知識を,実際に体験しながら身につける事ができます.
最初の写真は地下2階B201号室です.最初の写真に写っている送電システムを模した実験装置を使うことで,場所ごとに電圧などがどのように変化するのかなどを測定することで,さまざまな負荷の影響を知ることができます.2枚目の写真に写っている実験設備では,変圧器の動作を学ぶことができます.

 
 

続いてはB202号室です.写真に写っているのはバルブデバイス(バルブで水を操るように,電気を自在にOn/Offするための素子)の動作を学ぶことのできる実験設備です.いくつかの異なる素子を用いた回路が組み込まれており,そのさまざまな場所に端子が設けられています.それぞれの場所で電圧などがどのように変化しているのかを測定することで,バルブデバイスの動作を理解することができます.

 
 

最後は,B203号室です.この部屋には,直流電源や交流電源と,それに繋がるモーターなどの負荷が設置されています.回路の各部の端子を通して電圧や周波数などを測定することにより,負荷が加わった際にどのような影響があるのかを学ぶことができます.

 
 
 
 
 
 
 

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パノラマ表示には,Pannellumを使用しています.