構造生命科学研究室 (香川研究室)

30号館のB101およびB102は,生命科学・化学系 構造生命科学研究室(香川研究室)の実験室及び居室となっています.
香川研究室では,損傷したDNAの修復に関わるタンパク質などを単離・結晶化し,その立体構造をX線を用いて構造解析することにより「どのようにして,その働きを示しているのか?」を明らかにしようとしています.この実験室では必要なタンパク質を微生物に作らせ取り出したり,精製したタンパク質を結晶化するためにさまざまに条件を変えながら日々実験を行っています.X線構造解析においては,Spring-8などの非常に強力なX線源を利用しています.

 

居室(B102)の様子です。実験をしていない時は、基本的にこの空間で過ごします。パソコン(iMac)とレーザープリンターはいつでも使用できます。研究内容を効率的に理解するために、3Dプリンターも設置しており、分子モデルを印刷しています(中央テーブルに分子モデルがいくつか置いてある)。また、居室にはプロジェクターと大型のスクリーンが設置されており、それらを使って定期的にゼミや勉強会を行っています。

 

実験室(B101)を奥(窓側)から見た様子です。正面の実験台の右側に、RO水製造装置と超純水製造装置があります。これらの装置を使って製造した純度の高い超純水は、タンパク質の大量精製や生化学実験に使っています。ドラフトの右側には、オートクレーブ、一度に2Lまで遠心できる高速遠心機、培養機、温度制御装置付き蛍光分光光度計、生体分子の結晶を観察する光学実体顕微鏡があり、タンパク質の大量調製、生化学的解析、物理化学的解析を行うために必要な装置を取り揃えています。

 

実験室(B101)の中央付近から見た様子です。両側に見える長い中央実験台(2台)では、主に精製されたタンパク質の活性測定や、遺伝子のクローニング実験を行っています。学生が写っているサイドの実験台には、PCR、微量分光光度計、プレートリーダー、pHメーター、精密電子天秤などの共通機器が設置されています。

 

実験室(B101)の入り口付近から見た様子です。正面に見える3(スリー)ドア低温チャンバーの中には、タンパク質精製装置が設置されています。実験室には、コンピュータで制御する高額な精製装置が2台、手動で動かす精製装置が3台あります。これらの精製装置に加え、15種類以上のクロマトグラフィー樹脂を取り揃えており、様々な種類のタンパク質を高純度に精製することができます。

 
 
 
 
 
 
 

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パノラマ表示には,Pannellumを使用しています.