分子細胞生物学研究室(須賀研究室)

30号館の108および109は,生命科学・化学系 分子細胞生物学研究室(須賀研究室)の実験室及び居室となっています.
須賀研究室も清水研究室とおなじく,DNAとタンパク質が複合してできる「ヌクレオソーム」という構造が研究対象です.DNAは非常に長い分子で,例えば人間の細胞1個に含まれるDNAをまっすぐ伸ばすと,2 mもの長さになることが知られています.DNAには生物が生きていくために必要なすべてのタンパク質の設計図が記録されているため非常に長い分子となっていますが,ヒストンと呼ばれる樽型のタンパク質の複合体に巻き付いたヌクレオソームという構造を作り,これが凝集することでコンパクトに折りたたまれ細胞核に格納されています.あるタンパク質が必要になると,このぎっしりと折りたたまれたDNAから必要な設計図の部分が選択的にほどけて読みだされ,その情報をもとにタンパク質が合成されるのですが,どのようにして必要な情報だけを読みだしているのか,など,わからないことは数え切れません.このDNAの格納・読み出しの基本となるヌクレオソームがどのように形成されるのか,といったことを研究しています.

 

研究室の居室です。中央に、共通のデータ解析用のコンピューター(Mac)が2台あります。また、学生用の机が見えます。
居室には、14名分の机を配置しています。ここで、実験ノートを記載したり、実験データを解析したり、研究の議論を行います。
実験の待ち時間に、一休みしたり、ランチやお茶をしたりもします。

 

実験室です。分子生物学、生化学、細胞生物学、遺伝学の実験を行います。
主に大学院生の実験台です。各実験台に、マイクロピペット、チップ、1.5 mL チューブ、ボルテックス、プロワイプ、パラフィルム、チューブ立て、ミニ遠心機、ガスバーナーなどの汎用器具と機器が配置されています。実験台の試薬棚には、各自が使用するために調製した試薬があります。
奥の壁側には、-25℃の冷凍庫、pHメーター、振盪培養器、滅菌器、静置培養器、電子天秤が見えています。

 

主に卒研生の実験台です。大学院生の実験台と同様に、卒業研究を行うための器具や試薬が揃っています。
壁側には、電気泳動画像解析装置、スキャナー、解析用コンピューター(Mac)、PCR、超遠心機、細胞解析装置、-80℃の冷凍庫、PCR装置、試薬棚、ドラフト、振盪器などが見えます。これらを使用して研究を進めます。

 
 
 
 
 
 
 

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パノラマ表示には,Pannellumを使用しています.