分子生物化学研究室(清水研究室)

30号館の106および107は,生命科学・化学系 分子生物化学研究室(清水研究室)の実験室及び居室となっています.
分子生物化学研究室では,DNAの構造とクロマチンの基本単位であるヌクレオソームを研究対象としています。酵母遺伝学と化学的アプローチを組み合わせた独自の解析法と次世代シーケンサーを組み合わせて,ゲノムワイドでヌクレオソームの構造とその変化を調べています。遺伝情報発現においてゲノムとエピゲノムを結ぶ研究として重要なテーマです。
※ゲノム=生物の持つ遺伝情報。その生物に関するすべての情報を含むが、そのすべてが常に使われるわけではなく、必要な部分のみを読みだして使用する。エピゲノム=ゲノムのどの部分を使い、どの部分を使わないかを決めるスイッチのようなもの。生物の細胞内では、DNAの一部に化学修飾を加えることでその発現を抑えるなどの制御が常に行われており、環境の変化や必要性に応じてさまざまな遺伝子を発現させたり抑制したりしている。

 

30-107は、実験結果のディスカッションなどを行うラボ内のミーティングスペースです。ラボ共通のコンピューターもあります。また,お茶を飲んだり,ランチなど憩いの場としても使用しています。

 

この画像と次の画像はラボのメインスペース(30-106)の写真です。最初の画像は30-107からの入り口付近で撮影しました。酵母や大腸菌を使いますが,実験台の上で無菌操作(ガスバーナー法)を行います。PCR装置,マイクロ遠心機(多数),微量分光高度計,電気泳動装置などがあります

 

こちらの画像では,培養器,冷蔵庫(プレート保存),オートクレーブ(高圧蒸気滅菌器)などが見えています。この部屋は組換えDNA実験のP1実験室に指定されており,卒業研究でメインに使用する実験室となっています。

 
 
 
 
 
 
 

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パノラマ表示には,Pannellumを使用しています.