心理学部の歴史と伝統

心理学部の歴史と伝統


 明星大学の心理学研究室は、今から50年以上前に開設されました。実験系の基礎心理学から臨床心理学まで、幅広い分野の教員を擁した教育体制は、今日に至るまで、学科の大きな特徴となっています。初代の学科主任を務められた安倍三郎先生(1898-1974)は、時間知覚研究の分野で世界的に名高い『S効果』(空間が時間知覚に及ぼす影響)の発見者であり、実験心理学の分野で多くの業績を残しておられます。
 以後、和田陽平先生、小笠原慈瑛先生、小川隆先生など、日本を代表する知覚心理学者・学習心理学者が、明星の心理学研究室を主導してこられました。実験心理学は、哲学から生まれた心理学の最初の形であり、現在でも科学としての心理学の理念や方法論の根幹を担う重要な領域であることに変わりはありません。
 一方、臨床心理学の講座は、我が国の臨床心理学の草分けであり、『臨床心理学論考』などの著作で知られる戸川行男先生(1903-1992)によって開設され、以後、秋山誠一郎先生、木村駿先生など著名な先生方のご指導をいただいてきました。
 このような伝統の上に、明星大学心理学研究室は、新たな歩みを始めています。複雑化する人間存在の諸問題に対処し、多様化する社会のニーズに応えるため、大学院教育の拡充を計画的に進め、大学院博士前期課程に、創設以来の伝統を継承する一般心理学コースと新たに臨床心理学コースを設置。心の専門家としての高度専門技術職である臨床心理士を養成する臨床心理学コースは、(公財)日本臨床心理士資格認定協会から「臨床心理士養成大学院(第1種)」に指定されています。このような伝統のもとに、2017年4月からは、心理学部心理学科として研究教育の規模と内容のさらなる充実を図り、より高い水準の心理学の研究教育を実現するために前進を続けます。 

1965

明星大学人文学部心理・教育学科(心理学専修)開設

初代主任教授は、安部三郎教授

1971

和田陽平教授着任

1973

戸川行男教授着任、臨床心理学の講座を開設

1974

大学院人文学研究科心理学専攻修士課程開設

1978

大学院人文学研究科心理学専攻博士課程開設

小笠原慈瑛教授着任

1980

行動分析研究館(17号館)新設

1981

小川 隆教授着任

1990

明星大学人文学部心理・教育学科(心理学専修)附設心理相談室設置(20号館4F)

1996

東京都日野市教育委員会指導室と共同で「スクールカウンセラー・インターン制度」発足

2001

明星大学心理相談センター設置(20号館4F)

心理相談センターにおける地域相談業務開始

2002

明星大学心理相談センター移設(日野校23号館B2F)

明星大学大学院人文学研究科心理学専攻(臨床心理学コース)が、日本臨床心理士資格認定協会第1種指定大学院専攻コースに認定される

2003

大学院人文学研究科心理学専攻修士課程を博士前期課程に、博士課程を博士後期課程に、各々改称

2004

明星大学心理相談センター移設(新通信教育部棟1F)

2007

28号館10階に、新しい実験室・検査室が完成

2009

行動分析研究館移転改築(新17号館)

2010

人文学部 心理・教育学科 心理学専修を母体として、人文学部心理学科に改組改編

2014

発達支援研究センター開設

2017

人文学部心理学科を母体として、心理学部心理学科に改組改編