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卒業後の進路

教職課程

物理学系で取得できる資格 ― 教員免許 (沿革)

明星大学は1964年(昭和39年)4月に理工学部の物理学科、 化学科、機械工学科、電気工学科、土木工学科の5学科をもって開学しました。 開学に先立つ設立趣意書に次のような件(くだり)があります。 「‥‥‥現代工業技術で最も要求されている 数学・物理・化学の基礎学科との融合を図る点の考慮と、 理科教師の養成との両点から、理科と結合した進み方を採ることとし、 (中略)時代の要求に応ずることといたしました。‥‥‥」

翌1965年(昭和40年)4月に人文学部3学科が併設されると同時に、 理工学部に教職課程が文部省(当時)の認定のもとに設立され、 これによって物理学科で高等学校教諭2級普通免許状(数学、理科)と 中学校教諭1級普通免許状(数学、理科)の取得が可能になりました。 現在この免許状の呼び方は、1988年(昭和63年)の法改正によって 中学校教諭一種および高等学校教諭一種(大学院修了の場合は専修) 免許状となっています。 また、2019年(平成31年)の法改正により、物理学系における取得可能なものは 中学校教諭一種免許状(理科)および高等学校教諭一種免許状(理科) (大学院修了の場合は専修)となりました。

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教職で活躍している卒業生

1967年3月(第1期)から2006年3月(第39期)までの間に教職に就いた 物理学科(現物理学系)卒業生の数は、高等学校 50名、中学校 69名、小学校 9名、 幼稚園 1名、不明 3名、計 132名となっています。 これらのうち常勤の教員(教諭)は少なくとも72名で、 その中には校長、教頭職に就いている卒業生が数名います。 残りの60名は報告を受けた段階(主に卒業した時点)では 非常勤となっていますが、そのうちの多くがその後採用試験に 合格して常勤になっています。以上のほかに、 実際に教職に就いているが、大学への報告が漏れている卒業生の数が 10名は下らないと思われます。なお、小学校と幼稚園の教員資格は、 中学校または高等学校の教員免許取得後、通信教育等で取得したものです。

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広がりつつある教員への門

少子化の波が小学校、中学校、高等学校と押し寄せるにつれて、 この10年ぐらいは教員の採用数が極度に抑えられ、 他大学と同様に本学でも教員職への就職が非常に少なくなっていました。 しかし、最近の少人数クラスあるいは1クラス複数担任制導入の傾向、 2007年から団塊の世代(1947年〜1949年に生れた世代)の大量退職等で、 これから教員への門が広がりつつあります。これを反映して教職課程の 履修者の割合が増加傾向にあり、2006年の物理学科(現物理学系)1年次生では44% が 教職課程を履修しています。先輩たちが、目標を持って努力すればそれが 達成できるということを示していることは大変心強いことです。

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