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言語文化学科“ことば”は文化の集大成  −言語と文化を通して自分、そして世界を知る−
DEPARTMENT OF JAPANESE & COMPARATIVE CULTURE
学生の声
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卒業生インタビュー
私の「就活」体験 日本文化学部 言語文化学科 平成22年卒業 佐藤友百子さん コーセー化粧品販売株式会社勤務

就職超氷河期といわれるなか、日本文化学科の卒業生は社会の幅広い分野で活躍しています。それは、在学中から将来を見据えて一人ひとりが意欲的に学んだ結果といえるでしょう。今回は社会の第一線で活躍している先輩の1人である佐藤友百子さんに、就職活動についてうかがいました。

※このメッセージの内容は「言語文化学科」のものです。
「言語文化学科」は、2011年に「日本文化学科」に改組されており、講座名・施設など現在とは異なる点があります。

日本文化学科の学び・生活は、どんなものでしたか。
私は、「日本文化学科」の前身、「言語文化学科」に入学し4年間の大学生活を送りました。中学・高校を通して「ことば」に強い興味をもっていたので、私たちが暮らす日本の文化と比較しながら各国の文化・言語を学べる「言語文化学科」は、私にとって理想の学科でした。
大学生活で特に印象深いのは研究会の活動です。大学の授業は一度に何十人もの学生が大きな教室で受けるのがふつうですが、研究会では10人前後の学生が先生を囲み、自分が興味をもった分野を深く学べます。私は「翻訳」「近現代文学」「平安時代史」3つの研究会を掛けもちしていて、正直大変でしたが、今思えばとても充実していました。それぞれの研究会には途中の学年から入会したのですが、そういう形でも参加できる気軽さもありますので、後輩にはぜひお勧めしたいです。
卒業論文では、『不思議の国のアリス』の翻訳について書きました。この作品の日本語訳は数多く出ているのですが、それを読み比べてみると、同じ作品でも訳者によって表現やことば遊びがみんな違うんです。「原文は一つなのにいろいろな表現に訳されるのはなぜだろう」と疑問をもったことをきっかけに、知れば知るほど「翻訳」というものの深みにハマっていきました。
インタビュー01
佐藤さんが就職活動を始めたのは、いつ頃からですか。
私が就職を最初に意識したのは大学2年生になって間もない頃でした。当時、なりたかった職業の応募資格にTOEICのスコアが必須であることを知り、そのスコアを目標に、就職活動というよりはTOEICの勉強に集中していました。もちろんこの時点で会社を絞り込んでいたわけではなく、その業界に就職するために、いま何をすべきかを自分なりに考えて取り組み始めたということです。高校時代から英語は好きな科目でしたから、語学力を活かした仕事に就けたらいいなぁ、と。
実際に就職活動を始めたのは3年生になってからです。学部で開講されている就職講座を受講するのと同時に、必要な情報を集め始めました。
2年生のとき、すでに将来のことを考えていたんですね。では、その後どのような活動をしたのかお聞かせください。
まず学部主催の合同会社説明会に参加しました。その後、他の合同会社説明会に4回足を運んで50社ほどの企業から説明を受けました。私が説明会で心がけていたことは、ただ話を聞いているだけではなく、その企業が「どんな会社なのかな」「どういう人材を求めているのだろう」というところにポイントを置き、次のステップではより深く理解するための企業研究をして、最終的には15社にエントリーシートを提出しました。
就職活動中は、時間を見つけては就職課に何度も足を運び、細部にわたって職員の方に指導していただきました。それがよい就職に結びついたのだと思います。どんなにたくさんの企業にエントリーをしたとしても、採用担当者と実際に会うことができなければ内定はあり得ません。ですから、エントリーシートをいかに通すかということを常に考えて、私は100%通るエントリーシートの作成をめざしました。
1社に応募するまでに10回も20回も書き直し、そのつど就職課で添削をしていただきブラッシュアップを重ね、同時にペン字の練習もしていました。そのかいあって、エントリーしたすべての会社から面接の機会をいただくことができました。
インタビュー02
今、振り返ると、いろいろなご苦労があったと思いますが・・・
第一志望群の会社から不採用の通知が届いたときの落ち込みはひどかったです。エントリーシートでふるいにかけられるよりも、2回、3回、と面接をしたところで出される結果なので、そのショックは本当に大きいものでした。それでも内定に向けた課題がはっきりと見えたので、今度は納得できるまで面接対策に時間をかけようと決め、一緒に対策を練っていただくなど、ここでも就職課の丁寧なサポートに支えていただきました。
面接では、全く予想していなかった質問もありました。私の場合、「あなたがこの会社に入社するのと引き換えに、何か大切なものを渡しなさいと言われたら、あなたは何を渡しますか?」と質問されました。私はすぐに返答できず、少し時間をいただいた後に、「アルバイト先の塾の子どもたちがくれた『先生ありがとう』と書かれた手紙をお渡します」と答えました。そのときは、いろいろな思いが込み上げてきて、涙をボロボロ流してしまったんです。「きっとダメだろうな」と思ったのですが、その面接は無事通過しました。そんなエピソードも今となっては、忘れられない就活の思い出になっています。
学科で学んだこと、経験したことは、現在の仕事に活かされていますか。また、それはどんなことからそう感じるのでしょうか。
いろいろな方に支えられて、今はコーセー化粧品販売株式会社で働いています。百貨店などの化粧品コーナーで、お客様のお肌の悩みの相談に乗ったり、メイクのご要望をかなえてさしあげたりする、美容スタッフという立場です。本音を言うと第一志望の会社ではありませんでした。しかし、毎日お客様と接しているなかで、何度も私をたずねて来てくださるお客様と出会うことができ、今はとてもやりがいを感じています。意外かも知れませんが、そこには大学時代に翻訳を学んだことが活かされているように思います。
私は日英の比較文学、とくにイギリス文学の翻訳を中心に学んでいました。高校までの英文和訳ではなく、英文学の翻訳というものは、その背景にある英語圏の文化をしっかり理解しなくては成立しません。翻訳とは、異なる文化を言葉でつなぐ作業を通してメッセージを発信するものだからです。同じ作品であっても訳者が変われば、表現もことば遊びも変わります。現在の仕事もこれと同じだと感じています。お客様のご要望をうかがい、その考え方やイメージを理解することから始まり、お客様がより美しくなれるようプロフェッショナルとしての表現を提案していくからです。そういうところが翻訳の考え方とよく似ているんですよね。お客様には、いつも笑顔になっていただけるように心がけています。
最後になりますが、「就活」を控えた後輩たちに向けてアドバイスをお願いします。
日本文化学科は、教職員と学生、学生と学生、先輩と後輩など、人と人との距離がとても近いのが特徴です。私は授業以外の時間でも、学内にいるときには国際教育センターや言語学科の自習室でいつも先生と一緒だったので、知りたいことへの意欲が絶えませんでした。就職課をはじめキャリアセンターのスタッフの方々も、最後まで本当に面倒見よく指導をしてくださいます。あとは就職をめざす本人が、内定までの限られた時間をどう効果的に過ごすかということだと思います。他にはない、この日本文化学科の恵まれた環境を十分に活用してください。卒業生として、みなさんのご健闘を祈っています。
インタビュー02


 
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