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言語文化学科“ことば”は文化の集大成  −言語と文化を通して自分、そして世界を知る−
DEPARTMENT OF JAPANESE & COMPARATIVE CULTURE
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能・狂言の成立と展開:現代に生きる古典芸能 科目名:日本文化特論C

謡う、舞う、昔人(いにしえびと)の花心。
いま目前によみがえる600年の歳月。


なぜ狂言師・野村萬斎が、歌舞伎役者・市川海老蔵と同じように注目を浴びるのか。それは、狂言が、能が、「いま」を生きる優れた演劇であればこそ。授業での研究成果を踏まえ、現代日本最高の舞台を鑑賞しましょう。

授業目的
わが国古典芸能の代表である能と狂言。これらは決して過去の遺物ではなく、さまざまな現代の舞台芸術と互角に渡り合う力を秘めた、すぐれて刺激的な演劇なのです。その変遷の歴史を踏まえつつ、あくまで「いま」を生きる能・狂言の魅力に迫ります。

授業内容
古典芸能史を踏まえた上で、能・狂言も作品を分析研究。教材には当年度に上演される演目を選び、実際に都内の能楽堂へ足を運んで、最高レベルの演者による名舞台を鑑賞、さらに、プロの役者による実技指導を兼ねたワークショップを実施します。
狂言「寝音曲(ねおんぎょく)」来客のなぐさみに謡えと言われて当惑する太郎冠者は、酒を飲んで横にならねば声が出ないと拒むうち、次第に興に乗って‥‥。ただの「お笑い」ではない、歌謡と舞踊の技量が試される、小品ながら最も狂言らしい作品の一つ。

能「半蔀(はじとみ)」『源氏物語』に名高い、光源氏と夕顔の女のつかのまの恋。美麗な面装束、ゆったりとした時間の流れる能舞台、ほのかな闇に白く咲く夕顔の花が、この昔物語のロマンを懐かしく彩ります。
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茶道の歴史的展開:京都に息づく茶の湯の精神 科目名:日本文化研究 I

日本人の心って何だろう。お茶をいただきながら、探ってみませんか。

茶道はもとより華道や香道など、日本古来の芸術はなぜか「道」で表現されています。「道」という言葉には「専門」の意味があります。それだけに技芸や精神に奥行きがあるのです。さあ、お点前も究めてみませんか。

授業目的
日本文化に直接触れて実感を得ることは、その理解を促すもっともよい方法であり、各自の問題意識をさらに拡げることにもなります。この目的に沿って、今回は「茶道」をキーワードとして、京都の茶の湯、茶道に関係の深い各所を訪れ、書院の茶・わび茶の具体を知ります。

授業内容
事前研修として、桑田忠親著『茶道の歴史』を参考に茶道の歴史的展開を復習します。また、ビデオにより茶事・点前の理解と茶道関係寺院について知識を深めます。その上で、各自が研究テーマを設定して実地研修に臨み、最後にレポートとして仕上げます。
学生の研究テーマの例 総合的な芸能である「茶道」に関連して、「茶室の理想像を求めて」「京菓子の由来」「日本の作庭について」「西陣織の技術」「京の町家について」「和泉式部伝説をたどる」などが取り上げられた。(平成14年度)。
茶道と庭園 植栽や池、石などを配置する庭園の精神には、その時代の文化・思想が色濃くにじみ出ている。とりわけ、茶道にゆかりの深い書院造の庭園や、わび・幽玄の世界である茶庭(露路)などは、今日にも大きな影響を残している。
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日欧比較文化論:近代ヨーロッパ精神と近代日本 科目名:比較文化特論C

近代精神とは何だろう。
欧米の人々の個人意識はどのように生まれ、どのように発展してきたのだろうか。


今日の民主主義と経済的繁栄を可能にしたのはヨーロッパの近代精神ですが、その発展は平穏なものではありませんでした。近代がどのような価値観のぶつかり合いの結果として、現在の姿を獲得したのかを一緒に考えましょう。

授業目的
最終的には今の日本の社会がどのような価値観の上に成り立ち、どのような問題と可能性をもっているかを探ります。そのためには、まず近代日本が範とした近代ヨーロッパ精神の実像を見きわめ、両者の共通点と相違点を明らかにします。

授業内容
近代精神の根底にある個人意識の発展について、キリスト教のあり方やルネサンスの芸術運動、さらには合理主義の興りやフランス革命等の社会変革の試みなどについて発表してもらい、映像資料も使って理解を深めます。利己主義と個人主義の違いに着目して、現在の日本社会についても考えます。

サンドロ・ボティチェリ(1445-1510)の「春」(フィレンツェ:ウフィッツィ美術館):人間主義的な美を追究したルネサンス絵画
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東西比較演劇研究:ハムレットVS仮名手本ハムレット 比較文化特論F

台詞に酔いますか。
それとも、仕種、身振りに胸を打たれますか。


ヨーロッパの演劇は台詞が中心、一方、日本の演劇では役者の仕種、身振りを重視していると言われています。日本の歌舞伎役者は、シェイクスピアの悲劇『ハムレット』をどのように演じたのか。とくとご覧ください。

授業目的
総合芸術である演劇の具体例として、シェークスピアの『ハムレット』と、それを翻案で上演しようとした日本の歌舞伎役者たちの苦闘の物語『仮名手本ハムレット』を取り上げ比較対照する中で、西洋演劇をどのように取り入れようとしたかを知り、東西演劇、ひいては東西文化の違いを理解します。

授業内容
ヨーロッパと日本の演劇史を概説した後、映画やビデオの映像も交えながら『ハムレット』の英語の台詞を理解し、『ハムレット』と『仮名手本ハムレット』の各幕各場を分担して、それぞれの演劇的表現の違いを発表します。
『ハムレット』イギリスの劇作家シェイクスピア(1564-1616)の四大悲劇の一つ。デンマーク王子ハムレットが、父王を毒殺して王位についた叔父や不貞の母への復讐と、オフィーリアとの悲恋の間に苦悩する運命を描く。1600年頃初演。
『仮名手本ハムレット』文明開化の波に洗われた明治の時代に、「忠臣蔵」を得意とする歌舞伎役者たちが、日本初の「ハムレット」上演に取り組む姿を描くドラマ。堤春恵作。1991年初演。
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