|
基礎科目群
【伝統文化論】※必修科目
日本の伝統文化を、思想・宗教、文学・芸術・学問・生活といったさまざまな面から考えていきます。日本人はどのように生活して来たのでしょうか。日本人はどのような伝統文化を産み出してきたのでしょうか。それらは現在にどのように受け継がれているのでしょうか。
【比較文化論】※必修科目
西欧文化の影響を受けながら近代化を果たした日本の社会及び文化の特性を明らかにしてゆきます。明治時代以降の日本は、西欧の近代文明を摂取すると同時に、日本固有の価値観を近代的制度に適合させることを目指しました。このような、近代的でありながら自文化の固有性を主張する近代日本の特異性について考えます。
〈歴史入門〉
日本と世界の歴史の基礎的事項を確認しつつ、現代に至るまでの歴史の流れを多角的に把握してゆきます。日本文化の研究を志し、その発信者になる自信をつけるための授業です。
〈古文入門〉
日本文化学科で学ぶ古典の最重要基盤として、古文の基礎を徹底的に修得することを目的とします。授業方法は、古文の形式とリズムを体感させるために暗誦を義務付け、次いでその具体的解釈の実践を、重要古典を素材として行います。これらの指導により、古典読解の素地を形成し、2年次以降の古典学習の基礎を固めます。
伝統・歴史文化科目群
〈日本文学入門〉
日本文学を、「縦」と「横」の視点から学んでゆきます。「縦」とは一つの文学ジャンルにおける時代間の変遷であり、「横」とは同時代的においての文学ジャンルによる違いや相互交流です。ある時は時代の異なる和歌を比較したり、またある時は同時代の異なるジャンルの作品を比較したりしながら、日本文学特有の文芸表現や文芸思想などを学んでゆく予定です。
〈日本語学〉
日本語とはいかなる言語であるのか、その基本的な構造と特徴を体系的に学ぶだけでなく、日本語をできるだけ客観的に把握する方法を修得します。具体的には、日本語の音韻・文法・語彙などにおける特徴を概説し、それらの言語事象が受講生自らの言語にどのように現れているかを観察させます。そして、自らの日本語がいかに記述できるかという作業を通して、自分の言語と文化を見直す機会としたいと考えています。
〈漢文学〉
漢文訓読法の基礎事項を解説した上で、その技術の習得を目指します。漢字の音読み・訓読みの実体とその使い分けの原則から訓点すなわち返り点・送り仮名の付け方、再読文字・置き字、書き下し文の作成要領の原則などを説明し、復文練習を体系的指導のもとに実施した後、短文および長文の訓読演習を課します。最終的には、平易な白文に返り点・送り仮名を付けて解釈できるようになることが目標です。
〈歴史文化論〉
日本における歴史と文化の関係をたどります。古代国家の形成と記紀神話、国家仏教の推進と仏教美術、摂関政治の展開と国風文化、武家政治の発展と新仏教、天皇政治の復興と神道論など、特に古代・中世の歴史上の重大な事件や文化現象を取り上げ、これらを文化史的に再構築していくことで、各時代の特徴を鮮明にしてゆきます。
比較文化・メディア文化科目群
〈文化交流論〉
自分たちが生きている現在の日本が、諸外国との関係の中で如何にして形成されてきたか、また諸外国の日本に対する理解が如何なるものであったかを知ることが、この授業の目的です。近代以前であれば特に中国との関係、近代以降であれば欧米諸国との関わりにおいて、日本が異文化から何を学び、何を日本固有の文化に仕立ててきたかを検証することによって、比較文化的視点から日本文化の特異性を明らかにすることを目指します。
〈翻訳基礎〉
高校までに英語学習において練習した「英文和訳」は「翻訳」とは異なります。英文の構造を理解することだけではなく、日本語表現に注意することが翻訳の主要な条件です。まずは基本的な短い例文を翻訳練習した後、より難解な英語のテキストを、英語の原文の構造、シンタクスをきちんと分析した上で、出来るだけ自然な日本語で翻訳してゆきます。辞書に提示された様々な意味の中から、与えられたテキストの文脈に最も適切な意味を選ぶ訓練も徹底したいと思います。
〈メディア文化論〉
文学や映画、あるいはジャーナリズム等々の様々なメディアを対象として、そこに表現されたメッセージを文化論的に解釈することが、この授業の目的です。例えば、映画を取り上げ、ある一定の地域や時代の特性を文化論的に読み解くことによって、複雑な近現代社会及び文化の特性を明らかにし、それと共に、近代以降のメディアが如何なる社会的意味を担っているかについても考察します。
|