山口研究室

【写真】山口信行

名前 山口 信行
職位 教授
担当科目
  • 流れ学Ⅰ・Ⅱ
  • 流体工学
  • 流体機械
  • 環境工学
  • 機械システム工学基礎実験
  • 自立と体験
  • 機械システムの世界
  • 基礎ゼミナール
  • ゼミナール
  • 卒業プロジェクト
専門 流体工学、流体力学、流体機械
キーワード 圧縮機・送風機・ファン、シートのフラッタ現象(紙、シート、フィルム、薄板)、流動層の固気2相流、減速翼列、失速・サージ現象、流れの可視化、振動弾性板流れ発生器、風車、渦現象、ファンの空力騒音、地面効果翼ビークル

先生から一言

私の研究室で行っている研究開発の主な狙いは「エネルギと情報の分野における流動現象の解明とコントロール、そして流体機器の開発」とまとめられるでしょう。多少具体的に分類すると次のようになります。

  1. 流体機械の性能の向上―圧縮機の流れの改善、失速・サージのコントロール
  2. 新タイプの流体機械の開発―振動弾性板流れ発生器の開発
  3. 新風車システムの開発―都市型風力発電システム
  4. 情報機器における流体現象の研究―柔軟媒体ウェブのフラッタ現象とコントロール
  5. 流動層における固体―気体2相流現象の研究

私は本学に勤めるまでの30年間重工業分野の企業で空力開発エンジニアとして研究開発に取り組んできました。その間様々なことに取り組みました。例えば、流体機械(圧縮機・送風機・ファン)の空気力学的な開発、それらの失速やサージの現象、ファンの空気力学的騒音の低減、ボイラプラントに関連する流れ、流動層を用いた燃焼炉における固体粒子と気体の混合された2相流の現象、粒子による流体機械の磨耗現象、印刷機における紙の移動と空気の干渉による運動、翼をつけて地面効果で浮上するボート(WIG)、…などです。上に述べた私の研究の守備範囲が支離滅裂とも見えるのはその影響です。流体現象にはつい興味が湧いてしまいます。

平成16年3月で大学に来て満10年になります。私は大学でも、若い頃に持った流体現象への好奇心を起点として、同時に社会的に要請される分野にも自分なりの関心を持って、様々な現象に新たに展開しているつもりです。

流れは私たちの身の回りいたるところにあり、若い皆さんの新鮮な目と好奇心を待っています。そして切り口は無限にあります。

私は主に実験的に流れを見つめ、多少の解析でその理解を助けるというやり方で流体に携わってきました。流体の現象は、素直に目を凝らして眺めると、現象そのものが真実を語ってくれています。そこで私はゼミや卒研の学生諸君には実験的に流体現象に触れてもらうようにしています。体験することから始めてもらいたいと思うからです。そこから考えてみて欲しいのです。

ただし実験にも、ある狙いをもって現象のエッセンスを実現する、という作業が必要です。モデル化する、というプロセスとも言えるでしょう。盲めっぽう鉄砲を撃っても弾が当たるわけではありません。それなりに考えながら始めることも必要です。

考えながら動き、かつ動きながら考える、この両方向性がいると思います。

また私は学部の授業の「流体工学演習」という科目をずっと担当してきました。その中でも繰り返して言うことですが、「実力を養うには、教訓を覚えるよりも良い例題を沢山やったほうが良い」。これはかのニュートンの言葉だそうです。良い実験テーマや良い例題にじっくりと取り組みつつ、自分で考えてゆくことで、学生諸君の頭脳が活性化され、実力が作り上げられてゆくのではないかと思っています。

世はまさにコンピュータの時代ですが、様々な物理現象に直接取り組み、観察し、考えることでコンピュータはさらに生きてくるはずです。

空気の惑星であり、水の惑星である地球に住む私たちは、これまで空気や水等の流体を惜しげも無く使い、生活を便利にしてきました。流体は目的そのものであったり,何かを達成するための媒体であったりします。例えばこれまで大量の燃料エネルギーを動力や電力に変換してきたのは流体であることは皆さんご存知のとおりです。しかしこの流体の扱いについてもグローバルな地球環境という観点から見直さなければならない時期に既になっています。

このような視点から、「宇宙船地球号」に小さくてもよいから「流れの観点」から寄与したいと思い、私の研究室では色んなアイデアを試してみています。最初に述べたこの研究室のテーマの多くにはこの気持ちもこめられています。

とりとめのない話になりましたが、流体現象に関心を持つ方々、特に、若い学生諸君がこのホームページを覗いていただくことを歓迎し、感謝します。

主な卒業プロジェクト

【写真】研究室メンバー


研究室トピック

【写真】研究室の様子

3次元流動層層内物体に作用する粒子力に関する研究


【写真】研究室の様子

2次元流動層層内物体に作用する粒子力に関する研究



研究室紹介

非常勤講師紹介

Valid XHTML 1.0 Transitional