学生フォーミュラとは

私たちが参加している全日本学生フォーミュラ大会について紹介します。

» 全日本学生フォーミュラ大会 公式サイト

FORMULA-SAEとは

FORMULA-SAE(F-SAE)とは、SAE Internationalが企画している設計コンペのひとつで、学生のみで構成されたチームが、原則として1年間でフォーミュラ・スタイル(タイヤをカウルで覆わない&オープンコックピット)のレーシングマシンを製作し、その設計・製作能力、車両の性能を競う競技です。この大会はアメリカから始まり、当初より競技の審査には、FORD、GM、CHRYSLER、他に石油会社、レーサーなどが加わっていました。チームの評価は、レースの勝敗だけでなく、レースに至る全プロセス(設計技術、製作能力、プレゼンテーション、プロジェクト管理など)が対象となっています。その中で、物作りの楽しさと難しさを体験し、自ら考え、問題を解決していくことが出来ます。車両設計に関する諸規則は出来るだけ設計者である学生の独創性をマシンに盛り込めるようにするために主に安全面に限定されており、具体的な「モノ」をまとめ上げるという事にチャレンジ出来るものとなっています。また、スポンサーやメーカー技術者との交流により、社会へと羽ばたく際に必要な様々な事を経験できるものとなっています。

F-JSAEについて

F-JSAEとは、社団法人自動車技術会が主催する「全日本学生フォーミュラ大会」であり、アメリカのSAEが主催する「F-SAE」を元としています。F-JSAEは、レギュレーション(大会規則)などはF-SAEに準じて、第1回大会が2003年に開催され、国内外から19チームが参加しました。また、第4回大会では、52チームが参加と、年を追う毎に参加チームが増え、各チームの技術力や大会自体のレベルも格段に進歩しています。

大会概要

本競技はフォーミュラスタイル(コックピット及び全タイヤをカウルで覆わない仕様。代表的なものとしてF1のようなスタイル)の車両を学生が創造・設計・製造し競い合うという内容となっています。学生の知識・創造性が発揮されるように、車体・エンジン等に対する規制の大部分は安全性に関する部分に限られています。車両は、約1年間で1台製作することが基本とされており、同一車両で継続参加する場合は、設計・構造において大幅な改良がなければ認められないこととなっています。この競技は若いエンジニアの育成に大きな意味をもち、米国内の大学では、プロジェクト参加によって単位が認められることが多いようです。

車両の設計目的

この競技は、製造会社が米国内で盛んに行われているサンデーオートクロス用車両のプロトタイプ車を開発するために学生を従事させているものと仮定しています。市場であるアマチュアレースをターゲットとしているため、ブレーキ性能、加速性能、ハンドリング性能は安定した高い性能を要求され、アマチュア対象であることから維持することが容易かつ安い費用でなければならないと定めされています。製造会社は定められた契約量のための1日につき4台生産でき、コストは1台あたり$25,000USドル以下(日本国内ローカル規則J2006-12 車両の上限価格より)となっています。レギュレーションの詳細につきましては、以下のリンクよりお確かめください(全文が英文となっています。ご了承下さい)。

» 2009年版レギュレーション

競技内容

F-SAEでは、競技項目は大きく分けて動的競技と静的競技の2つに分けられます。動的競技とは、よく目にするようなレースではなく、タイムアタック形式(1台ずつタイムを計測する)となっています。動的競技の内容は、アクセラレーション・スキッドパッド・オートクロス・エンデュランス・フューエルエコノミーとなっています。静的競技とは、車体が走行することなく、口頭での説明やデータによって得点が決められる競技です。静的競技の内容は、プレゼンテーション・コスト・デザイン(設計)の3種目があります。F-SAEの趣旨である「創造・設計・製作」を総合的に評価するために無くてはならない競技となっています。静的競技・動的競技で点を得て、総合得点の最も高いチームが優勝の栄冠を勝ち取るという仕組みです。

得点配分

競技内容は大別して走行性能以外の面を判断する静的種目と走行性能を判断する動的種目に分けられます。得点配分は以下のように振り分けられています。

(全日本学生フォーミュラ大会 得点配分表)
静的種目 得点 動的種目 得点
総合得点 1000 点
プレゼンテーション 75 点 アクセラレーション 75 点
コストパフォーマンス 100 点 スキッドパッド 50 点
デザイン 150 点 オートクロス 150 点
    エンデュランス 350 点
    燃費 50 点