環境科学系 >> E-ecoship


E-ecoship(JABEE認定プログラム)

環境科学系では、「E-ECOSHIP 21(いいエコシップ21)」という標語にもとづいて、JABEE認定プログラムによる基礎学力から応用力修得までを行うための充実した教育カリキュラムを用意しています。カリキュラムを終了すると技術士の試験において、その一次試験が免除されます(技術士補の資格取得)。「E-ECOSHIP」 は、環境科学系の8つの教育目標に対応し、「21」は、21世紀の環境プロフェッショナルを育成するという環境科学系の教育理念を象徴しています。

教育理念

21世紀の環境プロフェッショナルを育成するために。

講義の様子 生活者として環境に配慮し、職業を通じて環境保全のための社会貢献ができる知識と実行力 を持つ技術者――これが明星大学環境科学系が思い描く技術者像であり、教育理念である。
20 世紀は世界の多くの人びとを貧困から救ったが、同時に地球環境や地域環境に大きな影響を与えた。生活者として日常的に環境に配慮するとともに、職業を通じて環境保全のための社会貢献ができる技術者として、持続可能な社会を構築することが21 世紀に生きる我々に与えられた使命である。 このために、まず基礎学力の充実を図る。これを土台にして、高い技術者倫理を備え環境に関わる専門知識と実践能力を駆使して環境問題に果敢に取り組む真の技術者が育成されなければならない。すなわち、頭の中で考えるだけでなくからだを動かして環境問題を解決する強い意志と能力を持った環境技術者を育成することが我々の目指すところであり、これを具体化するために以下に示すような教育プログラムの目標を設定する。

JABEE(日本技術者教育認定機構)対応型プログラムとは?

日本技術者教育認定制度とは、日本技術者教育認定機構(JABEE,通称「ジャビー」)が、大学で実施されている技術者教育について、社会の要求水準を満たしているかどうかを公平に評価し、要求水準を満たしている場合、「認定プログラム」として認める制度です。

JABEEによる認定を受けると、そのプログラムの修了生は、技術者としての最低限度の知識や能力を身につけていること、さらにそれが国際的レベルにあることを保証されます。また、文部科学省が所管し技術者にとって重要な国家資格である「技術士」の試験において、その一次試験が免除されます。同時に、「技術士補」となる資格を有するとされているので、就職にも大変有利になります。

JABEE対応教育のねらい・認定基準

8つの教育目標

発表会の様子

多面的に環境をとらえる能力
Environmental thinking

人間社会と環境の関わりについて地球的視点に立って観察する知識と環境を保全する行動力を持つ人間の形成を目指した教育目標である(「学習・教育到達目標a」)。人間の社会経済活動が環境に影響を与える事実に鑑み、基礎環境学I、II、環境経済学、環境政策論などの環境に関わる科目はもちろんのこと、人文・社会科学科目、自然科学科目、外国語科目などの多分野にわたる科目を履修することによって人間と環境の係わり合いを地球的視点から多面的に思考し、理解し、配慮する心を持った人間の生き方を修得する。特にアジアについては、わが国との強い関連を持つことからアジア環境協力事例などの科目を通して多面的な認識を深める。

技術者の社会的責任
Eernest

環境技術が社会の持続的発展と環境保全の基本となっていることを認識し、技術者倫理に基づいて行動することを目指した教育目標である(「学習・教育到達目標 b 」)。環境保全や環境改善を推し進める役割を受け持つ環境技術者となるためには、困難な環境問題に対して技術者倫理に基づいて取り組む強さと環境問題に苦しむ人々に手を差し伸べるやさしさを兼ね備えた人格形成が不可欠である。技術者の生き方と安全管理、アジア環境協力事例などの科目を通して、公益を優先し技術者倫理を尊ぶ精神を修得する。

環境技術者に必要な基礎学力
Cultivation

環境技術者として活躍するには、まず必要な基礎学力を身につけることが肝要であり、これは専門・応用科目の履修のためにも必須条件である。すなわち、環境技術者に必要な基礎学力(数学、自然科学および人文・社会科学)とその応用能力を持つことは重要な教育目標である(「学習・教育到達目標 c 」)。基礎代数学、基礎解析学、自然科学科目、環境総合科学、気象・熱環境学、大気環境学、環境微生物学、群集生態学などの環境基礎科目、情報処理科目について履修することにより十分な知識と応用力を修得する。基礎学力の向上のためには、正規のカリキュラムにもとづく教育だけでなく、学生の基礎学力到達度に応じて臨機応変に必要な教育を行う。

環境技術者に必要な専門知識と応用能力
Organizing expertise

環境技術分野において必要な専門的知識(環境共通、地球環境、環境計画、生態・資源、環境化学)とその応用能力を持つことは必須条件であり、重要な教育目標である(「学習・教育到達目標 d-1 」)。すなわち、専門知識と実践対応技術を駆使して問題を発見し、分析し、それを解決できる能力を養うことを教育目標とする。また、環境技術を応用するにあたり必要なハードウェア・ソフトウェアを利用する能力を持つことも重要な教育目標である(「学習・教育到達目標 d-2 」)。演習、実験、学外実習などの実践的科目に積極的に取り組みつつ、環境計画や環境情報関連の科目から構成される地球環境分野と環境計画分野、環境技術科目から構成される生態・資源分野と環境化学分野の計4 分野において、専門知識と技術を修得する。これらを通して、さらなる高等教育を履修し研究を進める能力を修得する。

問題解決のためのデザイン能力
Solubility

環境問題における解決すべき具体的な課題を抽出・分析し、その課題に関わる制約条件を設定できる能力を持つことは重要な教育目標である(「学習・教育到達目標 e-1 」)。同時に、具体的な課題に対して制約条件を考慮した解決策を立案(デザイン)し、その策を提示・説明することも実社会においては重視される(「学習・教育到達目標 e-2 」)。このような能力のことをデザイン能力という。プロジェクトIII?VI までの演習科目、地球環境学、環境アセスメント、都市管理論、都市環境計画演習、基礎生態学、水・土壌汚染制御などはデザイン能力向上のための重要科目である。

コミュニケーション力とチームワーク力
Harmony

社会において情報や意見を的確に理解し伝える能力を持つことは重要なことである(「学習・教育到達目標 f-1 」)。また、海外の環境技術者との交流においては基本的な英語力を持つことも必要となる。社会においてはまた、協働してものごとに対応する能力を持つことも要求される(「学習・教育到達目標 f-2 」)。プロジェクトII、自立と体験2、理工実験実習II、インターンシップ、ゼミナールI、II はこのような能力向上のための主要科目である。

自主的・継続的学習の能力
Independence

社会情勢の変化をとらえ機敏に行動する環境技術者であるためには、将来にわたり技術者として活躍していくための持続的な研鑽の必要性を理解し行動する必要がある(「学習・教育到達目標 g 」)。環境基礎ゼミ、ゼミナールI、II、卒業研究などの科目履修によりこのような能力を修得する。

実践対応力
Practice

与えられた制約条件下で計画的に仕事を進め、必要に応じて計画を修正する能力を持つことも技術者には要求される(「学習・教育到達目標 h 」)。プロジェクトII、インターンシップ、卒業研究などを履修することにより優れた実践対応能力が養われる。

野外での実習