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西條 純一
NISHIJO, Jun-ichi

無機化学,磁性

准教授・博士(理学)

居室:29-1104
研究室:30-B110
jun-ichi.nishijo(以下@meisei-u.ac.jp)

研究室のHPLinkIcon

プロフィールとメッセージ

1999年 東京工業大学理学部化学科卒業。2004年 同大学院博士課程修了。2003-2004年 日本学術振興会特別研究員。2004-2012年 分子科学研究所 助手(2007年の組織改編に伴い助教へ名称変更)を経て2012年6月より現職。
「新しい物質を作って,測って,そこで起こっていることを説明する」という化学と物理の境界に位置する研究を行っていますが,その中でも特に「磁性を持つ分子」を使った研究に力を入れています。

研究課題

  • 遷移金属錯体を用いた磁性体の開発
  • 磁性と伝導を併せ持つ結晶の探索
  • 錯体を用いたナノ構造の作成

研究例

分子から出来た磁石の開発

 一つ一つの電子は「スピン」と呼ばれる性質を持ち,小さな磁石のように振る舞います。大多数の分子では逆方向を向いた電子2個がペアを作って互いの磁力を打ち消してしまうのですが,「ペアを作っていない電子」を持つ分子も存在し,そういった分子をうまく積み上げて結晶にすると「分子から出来た磁石」を作ることが可能です。
さて,化学の力を使うと,分子に様々な機能を組み込んだり,分子の形を少しだけ変えてその性質をちょっとだけ変えるといった事が可能です。それをこの「分子から出来た磁石」に適用するとどんなことが出来るでしょうか?「磁力を自在に制御する」(より強い磁石を作る)とか,「磁力だけでなく,電気伝導性などの様々な機能を同時に示す物質」が作れるかも知れません。光を当てている間だけ磁石になる物質や,電流を流すと磁力が消える磁石,なんてものだって不可能ではありません。もちろんそういった「凄い磁石」を作るのは一筋縄ではいきませんので,なかなか大変なのですが……
 私たちの研究室では,新しい分子を考えてそれを合成したり,既に知られている磁性分子を組み合わせて新しい結晶を生み出したり,出来た結晶の磁性を測定したりと,日々新たな面白い磁石を生み出すための研究を続けています。

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主な論文・著書

  • Junichi Nishijo, Ken Judai and Nobuyuki Nishi, "Weak Ferromagnetism and Strong Spin−Spin Interaction Mediated by the Mixed-Valence Ethynyltetrathiafulvalene-Type Ligand", Inorg. Chem., 50, 3464-3470 (2011).
  • Junichi Nishijo, Ken Judai, Shigenori Numao and Nobuyuki Nishi, "Chromium Acetylide Complex Based Ferrimagnet and Weak Ferromagnet", Inorg. Chem., 48, 9402-9408 (2009).
  • Ken Judai, Shigenori Numao, Ari Furuya, Junichi Nishijo and Nobuyuki Nishi, "{Increased Electric Conductance through Physisorbed Oxygen on Copper Nanocables Sheathed in Carbon", J. Am. Chem. Soc., 130, 1142-1143 (2008).
  • Junichi Nishijo, Osamu Oishi, Ken Judai and Nobuyuki Nishi, "Facile and Mass-Producible Fabrication of One-Dimensional Ag Nanoparticle Arrays", Chem. Mater., 19, 4627-4629 (2007).
  • Ken Judai, Junichi Nishijo and Nobuyuki Nishi, "Self-Assembly of Copper Acetylide Molecules into Extremely Thin Nanowires and Nanocables", Adv. Mater., 18, 2842-2846 (2006).
  • Junichi Nishijo, Akira Miyazaki, Toshiaki Enoki, Ryoji Watanabe, Yoshiyuki Kuwatani and Masahiko Iyoda, " d-Electron-Induced Negative Magnetoresistance of π-d Interaction System Based on Brominated-TTF Donor", Inorg. Chem., 44, 2493-2506 (2005).
  • Junichi Nishijo, Eiji Ogura, Junichi Yamaura, Akira Miyazaki, Toshiaki Enoki, Takahiro Takano, Yoshiyuki Kuwatani and Masahiko Iyoda, " Molecular metals with ferromagnetic interaction between localized magnetic moments", Solid State Commun., 116, 661-664 (2000).

所属学会

  • 分子科学会
  • 日本化学会
  • 日本物理学会
  • アメリカ化学会