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須賀 則之
SUKA, Noriyuki

分子生物学、細胞生物学、生化学、遺伝学

准教授・博士(農学)

居室:29-1110
研究室:30-109
suka(以下@chem.meisei-u.ac.jp)

プロフィールとメッセージ

 1969年、埼玉県生まれ。1991年、東北大学農学部農芸化学科卒業(水野重樹教授に師事)。1996年、同大学院博士課程修了。1995-1997年、日本学術振興会特別研究員。1997-2002年、アメリカのUCLA(カリフォルニア大学ロサンゼルス校、M. Grunstein教授に師事)にて、ポスドク。2002-2005年、生物分子工学研究所、研究員、主任研究員。2005-2010年、理化学研究所横浜研究所、研究員、上級研究員。2010年4月より現職。小学校から高校まで、野球に打ち込みましたが、大学の卒論研究でクロマチンに魅了され、その後、クロマチン研究に打ち込んできました。ヒトゲノムが完全解読されてから10年が経ち、クロマチン研究の重要性がますます高まっています。これまでの研究をさらに発展させるとともに、これまでの経験を生かした教育を行っていきたいと思います。学生の皆さんには、最新の生命科学研究を通して、事実を客観的に捉えること、それを基にした判断力を身につけて欲しいと思っています。

研究課題

  • クロマチン構造に関する研究
    • ヌクレオソーム間相互作用の解析
    • クロマチン結合タンパク質の解析
    • 再構成ヌクレオソームによる解析
    • 遺伝子の転写制御の解析

研究例

クロマチン構造に関する研究

遺伝子は、生命の設計図であるといわれています。このことは、人が人として生まれ、桜の木には、梅ではなく、桜の花が咲くことを遺伝子が決めていることを意味しています。この遺伝子を担うゲノムDNAは、動物、植物に限らず、パンやお酒をつくるときに欠かせない酵母などの微生物を含め、地球上の生命で共通であります。では、これら遺伝子であるDNAにより、何もかも決まってしまうのでしょうか? 2000年に、人のゲノムDNAが解読され、これまでの10年あまりの研究から、 “ゲノムDNAだけでは決まらない”ということが確実になってきています。昔から、人の能力・性格・健康には、遺伝的なものと生活環境と2つの要因(つまり、生まれと育ち)があると云われています。全く同じ遺伝子を持つ一卵性の双子で、顔かたちは似ていても、それぞれに個性があります。それがなぜなのか、わかりつつあります。その個人差(育ち)を担うものがゲノムDNAにタンパク質が結合したクロマチンというものです。植物が温度変化に適応するときにも、クロマチンタンパク質の一つがその温度変化を感知していることがわかっています。このように、クロマチンタンパク質は、設計図であるゲノムDNAをどのように読むかを決める司令塔であります。この司令塔であるクロマチンタンパク質を研究しています。これらの研究は、生命現象の共通原理の理解に寄与し、医療•食料•環境問題の解決に繋がります。

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主な論文・著書

  • Suka, N., Shinohara, Y., Saitoh, Y., Saitoh, H., Ohtomo, K., Harata, M., Shpigelman, E., and Mizuno, S. Genetica 88, 93-105, (1993) W-heterochromatin of chicken; its unusual DNA components, late replication, and chromatin structure.
  • Suka, N., Carmen, A.A., Rundlett, S.E., and Grunstein, M. Cold Spring Habor Symp. Quant. Biol. 63, 391-399, (1998) The regulation of gene activity by histones and the histone deacetylase RPD3.
  • Suka, N., Suka, Y., Carmen, A. A., Wu, J. and Grunstein, M. Mol. Cell 8, 473–479, (2001) Highly Specific Antibodies Determine Histone Acetylation Site Usage in Yeast Heterochromatin and Euchromatin.
  • Suka, N., Luo, K. and Grunstein, M. Nat. Genet. 32, 378-383 (2002) Sir2p and Sas2p opposingly regulate acetylation of yeast histone H4 lysine 16 and spreading of heterochromatin.
  • Suka, N., Nakashima, E., Shinmyozu, K., Hidaka, M., and Jingami, H. Nuc. Acids Res. 34, 3555-3567 (2006) The WD40-repeat protein Pwp1p associates in vivo with 25S ribosomal chromatin in a histone H4 tail-dependent manner.
  • 水野重樹 (編)朝倉書店 2005年7月 分担執筆(第一章)
    • 細胞核の分子生物学 –クロマチン・染色体・核構造

所属学会

  • 日本分子生物学会
  • 構造エピゲノム研究会